時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

東京国立博物館

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特別展では終わらない、というか、平日ではなくこの土曜に来た理由はこちらなので。
所用でいられる時間は3時間程度。

その前に。


お昼はキッチンカーのジャークチキン。この日はイタリア(パスタ)料理とジャークチキンだったので、メキシコに近い方にしてみた(え)



本館へ。

3室。
「仏教の美術」にはちょっと変わった曼荼羅が出ていたり、面白かったのは「玄秘鈔残巻」。修法を行う際の法印とか、用意する物品がずらっと書かれている。
五穀として米・大麦・小麦・小豆・胡麻を用意とか、五宝(実際は旧字体)として金・銀・真珠…いや用意できるのそんなの、ってなったり。
「宮廷の美術」は久々に「鶴草紙」を拝見。綺麗だよねえ。
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「禅と水墨画」は狩野派の祖・狩野正信「布袋図」が非常にユーモアがある感じの布袋様で素敵。
隠(狩野雅楽助、之信。元信の息子、元信の弟)「許由巣父図」も素敵。

4室「茶の美術」。
相変わらず目の保養部屋。
芦屋釜「山吹文真形釜」の山吹の模様が可愛い。
高取の白濁釉を使った器もかなり好み。
中国の「青磁一閑人蓋置」の青磁の地の色が明るくて綺麗。

5・6室「武士の装い」。
「三十八間星兜鉢」「三十八間筋兜鉢」の形が割と好き。
「陣羽織 白麻地鱗形模様窠立沢瀉紋付」の鱗形がとてもモダンというか。

7室「屏風と襖絵」。
十時梅崖「山水図屏風」。南画なんだけど、なんか凄く余白が多くて面白い。

8室。
「暮らしの調度」、まあ衣装とか素敵な調度は眼福。
調度の一部に煙草関連。で…しれっと柴田是真「桃果蒔絵煙草入」を紛れ込ませるのやめてもらっていいですか。いきなりすぎて心の準備がひええ、である。どちらかというと18室だと思うしなあ。
「書画の展開」は水墨画系なのかな。
林十江「鰻図」はさっと描かれててなんかいいなあ。
池大雅「酔李白図」も愉快な絵でほっこり。

9室「能と歌舞伎」は能「楊貴妃」がテーマ。
美しい女性の面や天冠が出ていた。


…で。
何故だろう、また写真がなくなっている…(遠い目)
というわけで書き手の記憶力が彼方で、あとは何を見ただろうか、となっている。
この日は本館しか拝見してはいないのだが。


で、実は本命はこちらだったのだ。
www.tnm.jp
新収品の展示はいつも楽しみにしている。新収品だから初めてお目にかかるし、ジャンル分けされてないので展示がカオスだし。
翌日までの展示だったんだよね。
…写真も撮ったのに…何故ないんだ…。
ともあれ、リストはまだ拝見できるので、そこから記憶を手繰り寄せる。
まず驚いたのは「ガラス三連瓶」。
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先日サントリー美術館で拝見した、複数口のあるアレ。まさか東京国立博物館で拝見できるとは…。
二代平田郷陽の人形作品も複数が新収品。これは本館18室のコレクションが増えたのかなあ。人形作品はあまり出ないから、これからの楽しみでもある。
今回は衣装も多め。江戸時代のもの、野口眞造の昭和時代のモダンな友禅、清時代の豪華な袍、インド・パンジャーブ時代のプルカリ。方々から色々あってカオス。
個人的な好みは、インドネシアのクリス(ナイフ)と、安藤緑山の帯留が複数。
…写真…何故ない…。いつか東洋館13室や本館18室でお会いできることを楽しみに。