時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

H ZETTRIO LIVE 2024 ~スタンディングで飛ばしたっしょ!~@CLUB CITTA'

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スタンディングで飛ばしてきました。…いやあ本当に。

書き手はライブハウスというものに全く縁がないまま今まで生きてきたので、「ライブハウス」「スタンディング」という言葉だけでかなり怯んでいた。
ハコの御名前は存じ上げてたけど。Instagramにも書いたけれど、大昔のバイト先がプレイガイド扱ってたこともあり、当時の有名なハコは存じ上げている。

で、予めハコのキャパを確認してから伺ったので、最初の印象は「スタンディングだとこんな狭いの?」だった(ホールで同キャパを考えるとね)。
そして妙に暑い。多分天井の巨大星型照明のせい。格好いいんだけどね。
服装は考えた方が良さそう。次回以降の課題(次回?)

1ドリンク制なので、入って駆け付けハイネケン(ライブハウス初回なんだからそこは遠慮しろ)
整理券的にそこまで早く入れる番号でもなかったんだけど、すみだジャズフェスの時よりも心もち余裕もあったような。


心配だった体力も意外と問題なくもち(帰りの電車立ちっぱなしでも乗り越えられるレベル)。
なかなかアクティブに楽しく。
セトリもアクティブ、演者も(いつも以上に)アクティブ。
いやあ本当に楽しかった…!ありがとうございました。


MCでも仰ってたんだけど、次回の東京のスタンディングLiveはソールドアウト。実は直前にサイトで拝見して存じ上げてはいたのだが。
テレビ出演効果だったりするんだろうか。
良いことではあります。
まあ、大阪も追加になったことだし。うん(なに)


→追記。
ototoy.jp
オフィシャルレポート。そうです最初はゴジラでした。予想外…。好きなアレンジなので嬉しいけれど。
そしてオフィシャルレポートでも匂わせて終わるという。決まってきているってことで良いですかの…。

www.youtube.com
そして公式Youtubeからショート動画が出た。Liveタイトル曲ということで。というかネタに走った映像ですが(ぼそ)

ラジオゲストありがとうございました


まず、書き手は番組リスナーである。
亀田さんのラジオだということもあるんだけど、基本的に1時間音楽関連話なので、聴いていて苦じゃない。自分が全然明るくない音楽話もためになるしね。
時間帯も丁度良くて、リアルタイムで聴いていることが多い。
で、前回はリアルタイムで聴いていて、次回のゲスト予告をするわけで。

次回は凄腕ピアニストのH ZETT Mさん

聴いた瞬間に声が出た。
とりあえず「凄腕ピアニストの」の振りで一瞬青いお鼻が脳裏を過ぎって、次の瞬間に御当人のお名前が出た時の気持ちよ。
そもそも亀田さんに「そのお名前で」呼ばれる気持ちよ。


なお、「あちらのお名前で」番組中に呼ばれることは実は何度かございまして。
最近だとこの時。
www.j-wave.co.jp
ゲストさんの「音楽大学」の学校名でOBの御名前沢山出して頂きましてですね、そのうちのおひとりで。「ああ、名前出るんだ嬉しい」と思ってたら。
open.spotify.com
1曲目が流れた時の書き手の混乱振り。
そしてゲストさんにH ZETT Mさんのピアノ凄い凄いと熱弁されましてね。ええ、そちらの名前で。
…この流れ何…?って書き手は呆然としてたけど。
ただ、その時の話はH ZETTRIOの御三方が聴いたら嬉しいんじゃないかなあ…とは。ファンとして聴くのも嬉しかったし。


閑話休題
で、上記のXで次回のテーマが出て、またもや声が出た。
いや…「20年前の」「東京」…後者の後になんかつけたくなるやつじゃん!(あ)
この週はテレビ出演もあったし、なんかもう気が気でなかったよ本当…。


なんかもう…御二人して煽って遊んでおられますでしょ…(遠い目)



で、番組本編。
open.spotify.com
…1曲目…!というか、ちゃんと曲タイトルで言うのずるい!

勿論家にあるので、見直しますかねえ…。
そして変な流れで「その御名前出ます?」ってなったりも。
サービスありがとうございました。
あ、でも、むしろその後の方がH ZETT Mさんの音楽性の話ではあるわけだけども。うん。
なんか凄い選曲分かる気がする。いや分かった気になった気がする。ほんの一部でしかないだろうけど。




亀田さんが基本超ポジティブに褒めてくれる方なので、H ZETTRIOも沢山褒められて大変宜しゅうございました。
本当にありがとうございました。


あ、例のごとくRadikoタイムフリーできますよ、と。



→追記。
news.j-wave.co.jp
J-WAVEの公式に内容が載った。ありがたい…ありがたい…。

美しくてかっこよくて遊び心があるんだけど、実はちゃんとしていて、うわっとなれる要素を持ったキャッチーさもあるようなものが今でも理想としてある気がしますね。

拝聴した時に「それはもう、H ZETTRIOの音楽なのでは…」と思ったりしたとか。


→更に追記(2024/04/25)。


呼ばれた理由の答え合わせでしょうか(あ)お呼ばれしたのはとても嬉しゅうございますよ!

NHKさんありがとうございました


!(そうかメンバーイニシャル…!)



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というわけでLiveの告知通り、NHK出演&生演奏でした。セトリ情報までありがたいことです…。
「今日の日はさようなら」は本当に初披露で、一般の方にも分かりやすい曲のカバーの上にファンも初披露でワクワクするチョイスで、更にファンがひっくり返るアレンジだったという。混ぜるな危険でした、いや本当にありがとうございました…
トーク時間を比較的とってもらった、というか情報番組なので視聴者の方への説明必要ですものね。鼻とか。なんとか上手く答えられたような気がしてほっとするファンがここに。KOUさんは通常運行だった気がします(ぼそ)
NHKプラスで来週金曜朝まで拝見できますので、宜しければ。



それにしても。

www.youtube.com
当日夜の更新でしたが、本当にがっつり繋がる話だとは…。いや、「友達」と聞いてちらっと過ぎりはしたんだけども、先週の動画も拝見してたし。




→追記。

ダブルアンコールは、ライブ前日にNHK総合あさイチ』へ生出演し、こどもの日のライブ用にアレンジした「今日の日はさようなら」がSNSで大反響を呼んだことから、特別に披露しファンを喜ばせた。

放送翌日に、相変わらずの超スピード対応でありますなあ…(こどもの日Liveで生で聴けるのかなあとは思っていたんだけど)。今記事と関係ないけど、Mさんの写真、「無重力奏法ここにあり!」って感じでいいですなあ(そのためにXの記事貼りつけた)。カメラマンさんありがとうございました。あと最初の曲もサービス満点過ぎるなあとか



→更に追記。
【あさイチ】H ZETTRIO『Dynamics』『今日の日はさようなら』2曲フル TVパフォーマンス | NHK - YouTube
NHKさん本当にありがとうございました…!

ダニエル・ブラッシュ展-モネをめぐる金工芸-@21_21 DESIGN SIGHT

前の場所からは徒歩。
この付近には何度も来ているのだが、ここは初めて。
デザイン系が多いのでなかなかねえ。

www.2121designsight.jp

展覧会ビジュアルで来てみた。この手の武骨そうな金工気になっちゃって。
ダニエル・ブラッシュは画家・彫刻家・ジュエリーデザイナー。
入場無料、写真OK。

で、入場したら、いきなりしっかりした上にビジュアルも良い冊子を頂いた。
何十頁もあるしっかりした冊子である。無料で。なんで?(真顔)
こちらの展覧会の企画がジュエリーを広めよう、という宝飾学校・レコールの企画だそうで、ジュエリー啓発も兼ねて、なのかもしれない。
学校はパリと香港にあるよ(東京でもオンラインで受講できるそうな)。


まずは絵。…絵というか…インスタレーションというか…。まるで薄い布を描いたような感じを持った。
なお、タイトルが能関連だったりする。日本の能にインスピレーションを受けていたようで。

でもって、ジュエリー。
ジュエリーというと宝石がメインっぽい感じがしちゃうけど、どちらかというと素材がメインのような作品だった。
金は分かるけど、アルミニウムとか鉄ベースとか。なんか、面白い。

最後が金工。
これがサブタイトルに繋がる作品郡、「モネについて考える」シリーズ。
小さな金属の正方形に、模様を刻んでいく。
こちら、光の具合によっても見え方が変わるし、なかなか面白いなあ…。


なかなかいい感じの展覧会であった。


さて。
21_21 DESIGN SIGHTは、東京ミッドタウンの一施設の位置づけである。
東京ミッドタウンサントリー美術館とか富士フイルムスクエアもあり、アートに非常に力を入れてくれている商業施設である。入っているお店も御洒落だよね、だから敷居高いけど(お)
というわけで、そこからちょっとアート的なぶらぶらを。
まずはこちら。
www.tokyo-midtown.com
個人的に好みだった作品はLiisa「Casa Dolce Casa(愛しき我が家)」。

でもってこちら。
www.tokyo-midtown.com
お陰で花が館内に沢山。
で、こちらと関連して。

www.instagram.com
意識高い系シャンパン生産業者・テルモンのインスタレーション。とても綺麗だったよ。

でもって、たまたまぶらぶらしてたら見つけた。
www.designhub.jp
デザインハブも伺うのは初めて。
展覧会のタイトルはイタリアのデザイン哲学なのだそうな。
一番ぴんときたのは、「白磁作るのは(ちょっと染みができると白磁として売れなくなるため)無駄になることが多いから、灰色の磁器を作ってしまえ」かなあ。
割と無駄にならないような造りをしていて、使う方も使いやすそうな生活用具の数々。
ただ、後半はそれに似たような、ぶっちゃけ意識高い系な取り組みの話が多かったので、なんかちょっと違う、となったとか。
で。


tub.tamabi.ac.jp
すぐ傍でやっていたのでふらっと。全然詳しくないんだけどなあ。


更に、東京ミッドタウンの店舗でこんなことも。
www.toraya-group.co.jp
時間があれば和菓子を頂きたいところではあったが。


というわけで、東京ミッドタウンからなかなか抜けられない状況だった。
まだ予定はあるんですよ、で続く。



あ。
21_21 DESIGN SIGHTの辺りはちょっとした公園とか広場的になっていて。
オープンカフェみたいなのもやってて、なかなか美しげであった。寄らなかったけど。4月下旬は同じ場所でビルボード東京とコラボするとかだったので、時期かちあってたらそちらは伺ってたかもなあ…と思いつつ。


桜も丁度咲き始め。

白日会展@国立新美術館

www.hakujitsu.com

morina0321-2.hatenablog.com
morina0321-2.hatenablog.com
今年も伺いました。
ええと…毎回のことながら沢山あるので、個々にコメントはあまりしない方向で(え)いや、皆さん素敵ですしね…。
なのであまり作品は載せない。
個人的には、写実よりは若干御自身のタッチを持つ方におおっと思ったりしたかなあ。

Xで(別アカで)呟いたやつ。というか別ブログネタというか。


いやなんか、毎年呟かないとだめかなって(え)緒方かな子「日本の夏」。
しかし光の当たり方とか上手く描いておられるので、あまりネタにもできないなあ、とはなってるけど。

で、こちらはこちらのアカウントであってますよね、という。


彫刻の部で「どこかで見たことありますけど」案件。
タイトルまんま、しかもハッシュタグつきという。そうか、彫刻のモデルになりますか…凄いねえ彼女「達」…。
open.spotify.com
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隙あらば貼る。後者は単独でプロデュースした曲だけど好みで。
実は前回の白日会展でも芸能ネタだったみたいで(書き手わかんない方面だけど)。
www.instagram.com
遊び心大事。普通に教授さんでいらっしゃるし…。


あ、そうそう、100回記念ということで、特別陳列として100回の歩み、という感じの展示が。このアカウントが無知で名前を存じ上げなくても、技量の高い方々がいらしたんだなあ、となる。
個人的に気になったのは、白日会の創設者である中澤弘光、宛に送られてきた年賀状。
鏑木清方の草花とか、杉浦非水の可愛いデザインの鳥(?)とか、南薫三は…これ版画…!?とか。おまけ的な展示だけど、なんか面白いもの拝見したよ…。


かなり疲れたのでお昼休憩をとり。


夏の展覧会のこの絵柄のチラシがあったので頂いてきたりした。でも書き手、前者は借りて読んでるけど後者は読んだことないんだよな…(ぼそ)
伺うかどうかは保留。だって夏休み中とか絶対混むでしょ…。


続く。

昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~@ホテル雅叙園東京

前回の場所と同じく、最寄り駅は目黒駅。ただし逆の出口。
駅から大した距離ではない…ないが…行人坂を下るのが、急で怖いんだが…。
まだ普通の天候ならともかく、この日結構な雨だったからねえ。余計に。


というわけで、お話には聞いていたのだが、初めての。
www.hotelgajoen-tokyo.com
あ、雅叙園自体は初めてではないはず。結婚式に御呼ばれした記憶がうっすら。
百段階段は初めて。
土足禁止、備え付けのスリッパはないので靴下必須。


百段階段は、雅叙園が料亭だった時代から存在する、百段の上がる階段の途中に、複数のとても豪華な宴会場がある建物。
行人坂の麓にある建物だからこそできる建築である。
階段は別にきつくはないけど…階段の天井から花鳥画ゴリッゴリである。
階段の天井の花鳥画は橋本静水。橋本雅邦の弟子で養子になるそうな。なかなか素敵な絵を描かれる。
装飾は気になるけど足元注意だし、通路だし、どうしたらいいやら。

ともあれ、それぞれの宴会場=展示場を拝見していく。

まずは「十畝の間」。
荒木十畝花鳥画が天井に飾られている宴会場。
ただ…これ、どこの部屋でも言えるんだけど、とにかく随所の細工が美しい。なんだこの建物…。
これ、建物だけ拝見できる時に伺っても全然良いなあ…。
とはいえ今回は「昭和モダン」テーマである。
この部屋のテーマは「モダンガールの装い」ということで、「職業婦人」「夜会」「銀ブラ」をテーマにした衣装及びシーンの展示。

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1枚目のタイピストとカフェーの女給、こちらが「職業婦人」。でもって2枚目が「銀ブラ」。
…これ結構好きな展示だ…。
当時のシーンと一緒だと、銘仙のデザインも映えるなあ。普通のシーンだと、変な派手さがある感じがする。

次は「漁礁の間」。
「漁樵問答」という中国の画題が、柱に彫刻されている。精巧で妙に迫力があって、ちょっと怖さすら覚えるぐらい。
盛鳳嶺という彫刻家の作品だそうな。なお、原画は尾竹竹坡とのこと。
更にここには美しい美人画の壁画が。こちらは菊池華秋が描いていた。美人画で有名な方だったそうで。
さて、この部屋の展示のテーマは「モダンガールのおめかし」。
化粧品や、モダンガールっぽい小物が沢山展示されていた。
当時のポスターなんかも展示されてたんだが、そちらは写真NG。この辺のデザインとか好きなので、少々残念ではある。
化粧品やら香水瓶のデザインやら、これは今でも好きな人は好きなデザインなんじゃないかなあ。見ていて楽しい。
そして同時代ということで、ルネ・ラリックの香水瓶やら、サラ・ベルナールのプロマイドが出てきたり。

次は「草丘の間」。
「草丘」は礒部草丘という日本画家。格天井や欄間の絵の作者。
で、ここに展開されているのは、元々は日本間であろう部屋を「文化Bar」に。上記のInstagramの3枚目の写真。
普通にこういうお店あったら雰囲気いいなあって思う内装である。
ステンドグラスのランプや飾り、暖炉も導入されてとても雰囲気が良かった。
あ、飲食が提供されるわけではないのであしからず。飲食OKな場所に作って提供してほしかったけどねえ。
あと、展示されてた「モダンガールの資格十ケ條」。
これの第四條が「ひととおり洋酒を飲んで味を覚えろ」があり、「文化Bar」の元になったのだが。
全体的に、これは風刺とか笑っていいやつなのかしら、と思いながら。
個人的には第九條「伊勢屋のノレンをくゞるのにヘキエキしてはならない」が好き。伊勢屋は質屋。どれだけ金銭的に無理させるのよ。

次は「静水の間」。
部屋が2つあって、手前は橋本静水の絵で飾られている。奥の天井画は池上秀畝、欄間は小山大月のもの。
ちなみに、元々静水の絵だったところは、昔は山川秀峰だったそうで。う、山川秀峰も拝見したかった…。
で、ここの展示は、この辺の展示でモダンと言えば出てくるよね、の竹久夢二作品。
ただ、絵画もあるんだけど、半分ぐらいは楽譜の装幀とレコードジャケット。絵画も楽器を弾いている絵を展示していたり、なかなか面白かった。

次は「星光の間」。
「星光」は板倉星光という日本画家。菊池契月のお弟子さんか。美人画が得意な画家だそうなのだが、ここは繊細で美しい草花の絵が多かった。あと、小さな襖に蝶を描いたり。小さく描かれたバッタ的な虫もとても綺麗。
で、個々の展示は、小林かいち木版画家で図案家。
この頃の寵児だったみたいですなあ。そして個人的にもかなり格好良くて好みのデザイン。
女性が細身、極端に細身に描かれてるのもあるんだけど、むしろよりデザイン的というか。アール・デコ風と呼ばれてた(ただ、書き手はそこまでアール・デコは好みではないはずなんだが)。
絵封筒のデザインとかを手掛けていて、そういうものだと基本的に作者のサインとか入らないから、小林かいちの作品でないものもあるかもしれない、とのこと。
そのうち研究が進んだりするのかなあ。また拝見したい作家である。

次は「清方の間」。
…部屋の名前だけで倒れていい?(落ち着け)
名前の通り、鏑木清方の絵が天井に欄間に…!
展示の話。
ええと、立東舎というレーベルがありまして。…って、リットーミュージックのレーベルじゃないですか…。リットーミュージックは音楽雑誌の会社。音楽系で色々お世話になっておりますねえ。
で、そこが「乙女の本棚」というシリーズを出していて。文芸書であり画集でもある。書き手も本屋で一度拝見したことあるなあ…。
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このうちの江戸川乱歩「人でなしの恋」を立体展示(着物とか出てくる調度とか)している。
rittorsha.jp
で、周囲に文章や挿絵を展示。挿絵のイラストレーター・夜汽車さんの絵も今時の美しい絵でございます。
立体展示も美しい。ところどころに色紙で作成している蝶が飾られていて、雰囲気も抜群。あ、この展示のテーマは「大正デカダンスと文学」。うん、デカダンスなの分かる。
ちなみに「人でなしの恋」は青空文庫にも入ってて、そちらで文章を通しで読んだ。短編なので楽に読める。挿絵なしでも、オチが薄々読めても、文章自体に読ませる力あってちゃんと面白いよ。
書き手はこういうのだと、挿絵なしで読んだ方が情景を自分の脳内で展開するので面白いんだけど、この辺は好みでしょう。
問題は、書き手が清方好きすぎて(実際欄間に、清方の美人が複数おられる)この部屋展示なくていいなあ、って思っちゃったことだと思う(おい)
…建物展示の時にまた来ます…。

さて、百段階段を九十九段上り。あ、そう、百段階段ってあるけど九十九段しかないの。終わりを作らないで永遠にしているってことでいいのかね。
「頂上の間」。
素敵な広い窓から覗けるのは中庭的な感じなのかなあ。庭というよりは小さな深山幽谷、なんだけど。いい趣味だなあ。
展示は「モダンガール その先の時代へ」。昭和モダンなアンティークな着物を題材にして、画家・イラストレーターの加藤美紀に絵を描いてもらうという企画が。

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でもって、中原淳一の展示がここで来るか。そうですよね、展示しますよね、とは。




なかなか大盛りな展覧会ではあった。
建物と企画、どちらかに絞っても面白そう。




流石に疲れたし、まともにお昼も食べていなかったので、遅いお昼を。


「バルマルシェコダマ ステーキ&ロブスター」という、目黒駅のアトレ(駅ビル)に入っているお店。
人気店なんですな。そうでしょうね、美味しかったもの…。食べ過ぎるぐらいに…。
駅ビルで適当でいいや、で、入っちゃって、本当に申し訳ございませんでした…。

開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z@東京都庭園美術館

折角の平日休み。
そして結構な雨。若干めげそうに。

www.teien-art-museum.ne.jp

久々の東京都庭園美術館
年に一度ぐらいある建物スポット展覧会。
morina0321-2.hatenablog.com
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二度ほど伺っているし、建物スポット展覧会だと結構ひとが来るということもあり、数年避けていたのだが、久々にやってきた。
理由はこちら。


須田悦弘が作品展示してる…!
というわけで、建物を拝見するというよりは須田悦弘の作品を拝見しに来た。
写真OK。


とはいえ、こちらの展覧会、なかなか工夫があって面白い。
AからZの頭文字を使い、本当にとても丁寧に解説している。
あと、頭文字の展示があるところに、1枚ずつそれぞれのカードが置いてある。こちら、自分の気に入ったものをとり、そこから新館でカードを冊子状にまとめることができて、自分だけのアートブックが作れるよ、という仕組み。
これはなかなか洒落てる。書き手は作らなかったけども。
アートブックが作れるの、最初に書いていてほしかったかもしれないなあ(ぼそ)
あと、今回の展示で「初展示」がこちら。


普段は敷物で見えない床面を見せてくれていた。寄木床。これが綺麗なんだよねえ。
あ、勿論素の床は立ち入り禁止。痛んじゃうもの。


あと、殆ど事前調べをしてなかったので、2階の北の間でびっくりした。
なんか、白くてぐにゃぐにゃしたものがびっしり。


伊藤公象のインスタレーション作品だった。
ちなみに3作品展示されているのだけど、ちゃんと拝見できたのは1作品のみ。
一応、もう1作品、本館と新館の間の渡り廊下から眺められるんだが、近くに寄るのは…この日の雨がなあ…。
庭園通れば行けるんだけど、ちょっと足元がねえ。


一方、須田悦弘
書き手、頂いたマップ(建物とアルファベットが描かれている)の裏、見てなかったんだよね。
どこに展示されてるか書いてあるじゃん…。
一応ネット経由でも解説されてるのを見つけて、そちらを頼りにして、合計6点、全部拝見できた。
できたけど…これ、展示室書いてあっても難易度高い…!
上述のXの1枚目の写真、これは実物拝見した時、変な笑い出たよ…。
1つヒント。変に開いているところは怪しいと思って下さい。


色々ぐるぐる回ってしまったので、Cafe TEIENで一休み(あと、ここで須田悦弘の作品をネット検索してた)。


ケーキセット。ショーケースのケーキが可愛かったので。


続く。