時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

心臓を押し出す

昨夜の告知で色々ぶっ飛んだ。


twitcasting.tv
ライヴサポートとかあるのかしら、と思っていたら、まさかの御自身がホスト。ドラマーさんがホストでLive開催って、世間でそんなにあるものなんでしょうか(疎いのでよく分からない)。
で、何が嬉しいって配信があることで。これで書き手が席を占めてしまう後ろめたさとは無縁で、お布施できて楽しめる!素敵!万歳!というわけで即座に配信チケットを購入して*1、その日まで正座待機。
来場チケットも即完したそうで、本当に何よりでございます。

ゲストの皆様も気心の知れている皆様でしょうし、大変楽しみにしております。
実は購入してる書き手だったり。

ヒグチアイ・ベストアルバム「樋口愛」

ヒグチアイ・ベストアルバム「樋口愛」

ブログのタイトルも実は引っ掛けたりしてる。押し出したのは太陽ではないけども。ああでも太陽みたいなものですよね(恥ずかしいので早口)

御興味のある方は配信チケット購入頂けると、ホストの方が大変お喜びになるかと、はい。アーカイブも一週間あるんですって。



で、こちらからも告知が来まして。
www.kronekodow.com
…札幌…。
流石に(今の世間の状況考えると、軽い気持ちで行くには)遠方過ぎるので、御近所の方は来場して楽しんでくださいませ。関東で開催してくれる素敵なイベンター様はいらっしゃらないかしら(ぼそ)

*1:告知の時点で発売中だった。来場チケットより販売が早かった

今週は鍵盤週

鍵盤週にするつもりはなかったのだけども。
拝見する時間がとれたので、開演15分前にチケットゲット。配信は直前チケット取りができるのも利点。


www.instagram.com
9/22開催の第2弾。
morina0321-2.hatenablog.com
大阪(第1弾)も名古屋(今回)も観客を入れられなくて、主催側は苦肉の策ではあるのだけれど。それは多分Live構成もそうで。演者の特性が世間の状況と相性が悪過ぎるのが切ない…。
ちなみに第1弾と第2弾、セトリ全く違う。公式が出さないので書かないけど。1回きりの公演だし、ファンには公式からアナウンスした方が良さそうな気もするんだけど、そうでもないのかね…。

そうそう、元の公演は、東京公演は完全に中止となった様子。その代わり、下記開催とのこと。


上記の通り、世間に合わせるために違うことをやっちゃうよ、とのこと。有観客配信あり、今度は配信アーカイブが残るんだねー。
ちょっと考える。

やっぱり配信は便利

今週2つほどお邪魔したので。

2020/10/14 あっぱ "ola ceu e sol"@配信(有観客。会場:晴れたら空に豆まいて

東京事変/HIATUSの伊澤一葉さん(キーボード)が御本名の伊澤啓太郎さん名義でフロントマンされてるキーボード&ボーカル/ベース/ドラムのスリーピースバンド「あっぱ」のLive配信。
予備知識が殆どない状況で観られるのが配信のいいところかと。
あ、伊澤さんは今回はグランドピアノ一本(ちょっとだけS.E入れてたり、笛(サンバホイッスル?)吹いたりはしてたけど)。
曲を全然存じ上げないのだけれど、曲を聴くとメロディの不穏な変調が「ああ、これ伊澤さんが作っていらっしゃるなあ」という感じ*1東京事変で伊澤さん作曲の楽曲に馴染んでるので、受け入れやすい。
あと、歌詞聴いてると、かなりとっ散らかってる辺りが伊澤さんっぽい(言った)MCもとっ散らかって…ええとまあいいです想定内ですし(ぼそ)
あ、そうそう、伊澤さんの低音&癖のある(少し甘い感じがするのは書き手だけかな)ボーカルも堪能できるよ。

こちらの配信、カメラが頑張って演奏シーンを多々映してくれていて、いいなあ。
伊澤さんの鍵盤を弾く指が沢山映るの、ファンは堪らないのでは…。指捌きも凄いしね…。

セトリはベースの堀田秀顕さんが呟いてくれていました。ありがとうございます。曲のタイトルで歌詞のとっ散らかりを想定して頂ければ…(ぼそ)



2020/10/16 月見ル16周年記念公演 「松下マサナオ × 伊澤一葉」@配信(有観客。会場:月見ル君想フ

伊澤さん関連Live配信続く。ドラムの松下マサナオさんとのフリーセッションLive。
40分Live→20分休憩→40分強Live的な流れ。「月見ル君想フ」の会場のバックの月におおっと。
フリーセッションで、「リハと違う」ことを相当していらっしゃるらしいのだが、違うことでもよく合わせられるなあ、というのが。
伊澤さんはキーボードにかなりプログラミングしてて、何をどう使うかとかあるんだろうなあという素人感想。更に途中でギターも出してきた*2。そしてなんというか…生温かい目で見るような展開に…。
松下マサナオさんはドラム…と一言で言っちゃっていいのかなあ。撥もスティックだったりマレットだったり(マレット逆にしてスティックとして使ってたりも)小さな竹ぼうきみたいなの使ってたり、人形の形のシェイカーでスネアドラムとかシンバル叩いてたり。でもって、タムは1つだけど(フロアタムが色々なものの置き場所になってる…?)いい感じでお使いになってて、穴あきシンバルを面白く使ってたり、ベルとか小さな金属製の灰皿(?)スネアドラムに置いて鳴らしてたり。その灰皿をスネアドラムの上でひっくり返して音出してたり、灰皿でスネアドラム叩いてたり。S.Eもお使いになってたし。あまり普通なことはなさってないです(理由は途中で仰ってたけど、配信アーカイブもあるので黙っておく)。
全体的に前衛的というか、宇宙的というか、途中東南アジアっぽい雰囲気も(鳥の声をS.Eで使ってたのと、タムの音かな)。
月見ル君想フ」さんがリハーサルの動画をtwitterであげていたので、楽曲としてはこんな感じですよ、と。


→追記。配信アーカイブは終了したけれど、松下さんが今回の様子を一部アップロードしてくださいました。

伊澤一葉✖️松下マサナオ LIVE at 月見ル君想フ(10/16/2020)①

伊澤一葉✖️松下マサナオ LIVE at 月見ル君想フ(10/16/2020)②

伊澤一葉✖️松下マサナオ LIVE at 月見ル君想フ(10/16/2020)③

*1:後で「あっぱ」公式サイト確認したら、昔の曲はMP3で聴けるようになっていた。先に気づいて書き手

*2:ギターは前日に御本人がtwitterで予告してたので驚きはしなかったけど

永青文庫名品展 ─ 没後50年“美術の殿様”細川護立コレクション ─@永青文庫

www.eiseibunko.com

永青文庫は2年振り。
morina0321-2.hatenablog.com
今回は地下鉄早稲田駅からこんにちは。いい運動になるねえ。

この展覧会、前期・後期があって、この日は前期最終日。
細川護立は政治家という扱いでいいのだろうか。所謂、細川家の方ですな(元首相の細川護熙氏の祖父)。「美術の殿様」の通りの方のようで…。永青文庫創立者

4階は「パトロン細川護立と画家たち-近代日本画コレクション-」。個人的なお目当て。
展覧会ポスターになっている菱田春草「黒き猫」もここに。これだけ日本画では唯一通期展示。猫の毛の毛描きも、柏の木も素敵だったりする。
春草はもう1つ「平重盛」も。これも繊細な描かれ方でいいなあ。
そのすぐ横に下村観山「春日の朝」が。2頭の鹿が可愛いし、風景も所謂「朦朧体」でとても素敵…。
松岡映丘「室君」は女性の衣がとても綺麗な描かれ方で。
平福百穂が複数出ていたんだけど、屏風物よりも「花鳥図扇面」の扇に書かれた花鳥図とか、「沢庵和尚全集見返し下図」の金で書かれた景色とか、同じ「沢庵和尚全集見返し下図」という色紙に書かれた可愛い猿の絵とか、「手拭下図」の葉のデザインとか、そういう小品の方が好き。

3階は刀剣と禅画と中国美術。
禅画はあまり馴染みがないんだけど、仙厓義梵「虎図」「托鉢図」は本当に親しみやすい、ぶっちゃけゆるい絵で。「虎図」は永青文庫のサイトにも出てるよ。
一方、中国美術には唐三彩もかなりあったんだけど。東京国立博物館東洋館でもお馴染みなので存じ上げてるけど、唐三彩って本来は副葬品なんだよね。で、そういうの集めるのもどうよ、って言われるけど、俺は好きだからいいんだ!(大変乱暴な概要)という言葉が展示にあって、ちょっと面白かった。趣味人はだいたいそうなるよねー(謎の共感)

2階は細川護立資料。鞄とか大礼服とかに興味が。
あと、小さく明智光秀のコーナーがあったりして。ええ、永青文庫で今やるべき展示だよね、これ。細川家がっつり関わってるものね…。本能寺の変の後の明智光秀からの細川家への書状の複製が出てたり。
ちなみに本格的な展示は今回の展覧会の後に開催予定で、本物の書状も展示あるみたいだね。

個人的には4階の展示だけでも眼福だった。
なお、後期は前期のチケットを持っていると100円引き…なんで書き手はチケット捨てちゃったんだろうね(遠い目)
ともあれ、後期もやはり見たい日本画があるので、時間があれば。

東京国立博物館

さて総合文化展(常設展)。
ところが書き手、ちょっとミスを犯していた。10/6週の展示替えチェックを忘れていた(遠い目)というわけで、一部見逃している部分もあるけどざっと雑感。平成館の新収蔵品展に気づけなかったのが一番の痛恨かも…。


法隆寺宝物館。
4室の展示替えに気づかずスルーして、6室。
染織を観に行ったんだけど…法隆寺宝物館って、全体的に照明を落としてるんだよね(展示物保護のためだろうけど)。で、ガラスケースに寄らないようにテープが貼ってある。み、見づらい…(本館12室と似たような感じ)。「白地葡萄唐草文綾幡足」みたいな模様があるものは見えるかな。ちなみにこれは角度を変えると、模様が見えなかったりもする。面白い。


本館1室。
「紫紙金字金光明最勝王経 巻第七」は書き手の好きな紫紙金字。「色紙金光明最勝王経 巻第六断簡」も素敵だなあ。お軸にしてるのも含めて。

本館3室。
阿弥陀如来立像」、結構好きかも。「金銅三所権現懸仏」の素朴さも好きだけど。
あと、御手洗池出土の鏡のデザインが今回好きだったなあ。

本館4室。
「黒釉文琳茶入 銘 望月」の黒が素敵なんだけど、茶入の袋が3点ついていて、それのデザインも素敵。

本館8室。
とりあえず武家女性の衣装が素敵。
書では烏丸光広「東行記」の紙の遣い方が素敵。
絵は狩野派狩野探幽は今回出ていたのはどれも素敵だけど、「新三十六歌仙図帖」がいいなあ。狩野晴川院養信「武州金沢図」も好き。先月のサントリー美術館でも印象良かったけど。
morina0321-2.hatenablog.com

本館9室。
今回は舞楽。舞台の上の衣装は派手だけど、割と嫌いじゃないなあ。「迦陵頻」の赤の袍も、「胡蝶」の萌黄の袍も綺麗。

本館10室。
着物は相変わらず綺麗で眼福。
そして浮世絵、葛飾応為「月下砧打美人図」が出てた。実物見るの初めてな気がする。いいなあ。季節的に秋展示で、名月の絵が多いせいか、歌川広重が沢山。書き手得。

本館特別1室では「書と紙ー平安時代の美しい料紙ー」。
展示名からして書き手得っぽいなあ…と思ってたら、いやあこれは…眼福…。こんなストライクな展示がしれっと始まってるの、凄いよね…。
関連するオンライントーク東京国立博物館Youtubeなったので、宜しければ。

【オンラインギャラリートーク】10月「平安時代の書と紙」恵美研究員(百五十年史編纂室長)

本館12室。
ええと…尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」がしれっと置いてあるの凄いね。超有名国宝…。写真OKだし…。
今回は好みの漆工多かったような。

本館13室。
金工の「花車置物」は前も見ていると思うんだけど(とても素敵)、「花籠形釣香炉」も凄いし素敵だし。
そして今回は自在置物も。明珍宗察「自在龍置物」って年代がはっきりしている最古の自在置物らしいけど、これ格好いいよなあ…。明珍宗察は自在置物じゃない「甲冑金物」もあったんだけど、これも格好いいんだよね。
陶磁もいいの出してくれてる感じ(一度拝見しているものも多いけれど)。

本館14室は特集「破格から調和へ―17世紀の茶陶」。
日本のものは渋いのが多いので結構好きだなあ。

本館16室。
アイヌ琉球も…儀式系多くない?アイヌは熊送りに使う子熊の「飼い熊用給餌器」とかもあるよ。いや、独特で面白いけども。

本館18室。
日本画があまり好みでなかったのだけど、並河靖之「七宝山水楼閣文香炉」は出ていたし、濤川惣助「七宝富嶽図額」がとうとう18室で出たのが。以前の展覧会で出ているのだけど、その時は写真撮れなかったはず…。
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でもって、日本の洋画…じゃない!?珍しくここが「明治以降の着物」。
morina0321-2.hatenablog.com
前回取り上げた展覧会との対比なのかな。
小宮康助「縞小紋両面染単衣」は表と裏で図案が違って、どちらもとても細かい江戸小紋(裾を折って裏の模様も見せてくれている展示も素敵だ)。
何度も取り上げてる志村ふくみの「紬織着物「切継・光砥」」はパッチワークみたいな斬新な着物だし、森口華弘(息子さんは上述の展覧会の方に出てたね)「友禅訪問着「紅白梅」」は、梅の木と花の図柄も素敵だけど、地に散っている品の良い金が…!
東京国立博物館、こういうのも所有してたんだね…。


東洋館。
実は毎年恒例の「博物館でアジアの旅」が開催されていたんだけど、今回はあまり触れられず。「アジアのレジェンド」って企画で、企画自体の写真まで撮ったんだけどね…。
www.tnm.jp

東洋館8室、毎年秋の恒例「中国書画精華」。
中国の画ってそんなに得意じゃないけど、この展示の時は結構ツボ。名品と言われるだけのことはあるのか。
「夏景山水図軸」(伝・胡直夫)は国宝だけど、中国では分からないけど、日本ではとても受けが良さそう。書き手も好き。
伝・夏珪の作品も2つ、どちらも「山水図軸」だったけれど、これも素敵だし。

東洋館5室。
中国の染織は日本で「名物裂」とされているシリーズ、「金襴・銀襴」。金銀だけど、凄い派手な感じでもないものが好まれているのが日本っぽくて、個人的な趣味にも合う感じ。

冒頭の通り、チェックが杜撰だったので、東洋館3室の「西アジア・エジプトの美術」が変わってることに気づかずにスルーした書き手。大好きな展示なのにね。とほほ。

東洋館13室。
アジアの染織はインドネシアのバティック(ろうけつ染め)。いつもよりは控えめだけど、やっぱり眼福モードで楽しく。


やっぱり楽しい散策だった。
ついでにこの日のお昼はキッチンカーで購入して、外のベンチでもぐもぐ。いい季節になったなあ…。

工藝2020 - 自然と美のかたち - @東京国立博物館表慶館

www.tnm.jp

ユリノキの下から表慶館もなかなか素敵。

展示内容も面白そう、表慶館自体も久々、と。
実はこの日から別の特別展もあるのだけれど、そちらとの共通券はないんだよね…。
同日に観に行きたい人はどちらも時間ずらして事前予約するんだろうか。謎。

今回は令和2年度日本博主催・共催型プロジェクト。
「紡ぐ-TSUMUGUプロジェクト」サイトに色々ガイドがあるので、作品はそちらからもご確認頂ければと。
tsumugu.yomiuri.co.jp


まずはエントランスから。ここは写真OK。
輝く箱がひとつ。江里朋子「截金飾筥「静夜思」」…あ!
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こちらで作品を拝見したなあ、今年(もう遠い話になってしまったような…)。変わらずとても美しい截金。
隣の林駒夫「呉女」は人形で、あまり人形は分からないんだけど、衣装が素敵。


続いて「第1章 金は永遠に光り輝き、銀は高貴さに輝く」。2室構成。ちなみに1室だけ写真OK、他の部屋はNG。
少し話は逸れるけど、今回の展覧会の会場は建築家の伊東豊雄の設計。白基調で、展示台との繋がりが緩やかな曲線。で、展示台の表面が黒。展示物が映るぐらい磨かれている。裏側も見られるようになっているのはいい設計。ガラスで覆ってないのでちょっと怖いけど。
1室の大角幸枝「銀打出花器「海峡」」、曲線が素敵で、展示台の表面に映る姿も綺麗だった。で、この名前に憶えがあった。
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1年前ぐらいになるんだね。作品としては類似点が多いかも。
1室の展示台でもう一つ気になったのは武腰敏昭「無鉛釉薬「朧げな記憶」」。白磁なんだけど絵付けが洋風で。ちょっと異彩だなあと。
1室の壁にかかっている作品だと、月岡裕二「切金砂子彩箔「凛」」。実は先に写真で拝見してたのを覚えていたんだけど、写真よりもずっと綺麗。曲線が良い感じで。
もう1つ、並木恒延「月出ずる」。漆の夜空に蒔絵の月、光を反射する海を螺鈿で表現しているのかな。あまりにも漆の表面が滑らかで、写真撮ろうとすると撮影者とか他のものが反射してしまって断念したけど、美しかった。
あ、そうそう、奥田小由女「海から天空へ」という人形作品があったのだけれど、奥田小由女は奥田元宋の奥様でいらっしゃったりする。こういう作品をお作りになるのか…。

で、2室。
展示台の作品で一番好きだったのは前田正博「色絵銀彩角鉢」かな。渋さがいいなと。茶の湯の茶碗っぽさも感じた。
佐故龍平「杢目金打出花器」や前田宏智「四分一象嵌打出銀器」も格好いい。中川衛「象嵌朧銀花器「チェックと市松」」はモダンでいい感じ。一方、吉田幸央「金襴手彩色鉢」はそこまで煌びやかではないけれど、それがいい感じ。
で、実は残念だったのが、前史雄「沈金箱「花明」」。漆の黒地に渋く枝垂桜、なんだけど、この黒地が展示台の黒だと映えない…。展示台、この作品は白だったら良かったのに…。印象が違うはず。
一方、壁に村田好謙「風と光と水と」。これは写真じゃ全然良さが分からないと思う…。光と水の対比とか、散る花びらの感じとか。とても素敵な作品だった。


章が変わって「第2章 黒はすべての色を内に吸収し、白はすべての光を撥する」。ここから2階の3室・4室。
まずは3室。黒の作品の展示台…やっぱり白の台で観たかったかもなあ、と思いつつも、西由三「鋳朧銀花挿」と田口壽恒「鍛朧銀盛器」はシンプルでいて造詣がそれぞれ恰好良かった。
で、白の作品の展示台には…この格好良くてダイナミックな白の釉薬はとても見覚えがあるよ、三輪休雪「雪嶺/花器」。
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一方、壁には高橋*1寛「友禅訪問着「露地」」渋くて格好いい着物。白の壁だから映えるよねえ。

4室。
展示台。黒い作品だけどこれは映えた友定聖雄「A Silent Voyage」。硝子作品だというのもあるけど、横に一直線に入った透明部分が印象に残る。オブジェ的な作品。それから河野榮一「時空への旅」も陶磁のオブジェ的な作品ではあるんだけど、なんだろうこの存在感。
一方、オブジェとはまた違う壷作品がいくつか。吉賀將夫「萩釉陶壺「対比と調和」」…萩焼って個性強くないか?三輪休雪もそうだけど…。これもこれで好き。今泉今右衛門「色絵雪花薄墨墨雪松文蓋付瓶」は、実は裏側の図の方が好き。菊の花かな。銀で描かれてる。
で、壁の作品で気になったのは松枝哲哉「久留米絣着物「光韻」」。とても格好いい絣着物で好きなんだが…このお名前。「日曜美術館」で先日紹介されてた。
www.nhk.jp
今年の日本伝統工芸展の入選作品を作られた方だ。
www.nihonkogeikai.or.jp
ここでお目にかかれるとは。というか、毎回日本伝統工芸展、行き逃すのだが…。


章が変わって「第3章 生命の赤、自然の気」。5室・6室。
まずは5室。
展示台では武関翠篁「花籃 「来光」」。これも黒の展示台ではない方がいいかもだけど、中の赤が綺麗。一方、同じ竹製品に漆を施した小森邦衞「籃胎合子」。これは最初赤い箱に見えて、よく見ると細かくてびっくりする。
で、これは赤くはないんだけど、森野泰明「扁壺「松籟」」。ポップで可愛い。
で、壁の作品。森口邦彦「友禅着物 緋格子文」。
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あとは上記の京都での展示ですな。森口邦彦デザインは統一感があるというか。格好いいよ。

6室。部屋が暗い。作品には光をあてている。
で、この状況の展示でおおっとなったのは、大澤光民「鋳ぐるみ鋳銅花器「大宙へ」」。5室から6室へ移る際の入り口にあって、入り口から見た時の角度だといまいちなんだが、中に入って振り返るように見ると、当たる光と作品に刻まれてる金属の線が上手く光ってとても綺麗。
壁には土屋順紀「紋紗着物「竹風漏月」」。土屋順紀も上述の着物展で拝見しているが、本当に光を通すと綺麗な薄い着物でね。


最後の章「第4章 水の青は時空を超え、樹々と山々の緑は生命を息吹く」。ここから1階に戻って7室・8室。
まずは7室。須田賢司「タモ拭漆嵌装箱「銀漢」」(タモは木の種類。漢字が出なかった)。タモの木目が本当に格好いい。象嵌も素敵だし。
寺池静人「ねぎぼうず・Ⅱ」は何だか可愛い。
樂直入(十五代吉左衛門)「焼貫黒樂茶碗 銘 峨々幽晦 黒きこと他になく 山の如く孤生して固の雄たらん」山下義人「蒟醤箱「山笑う」」も素敵なんだが、これは黒い展示台がちょっと邪魔をしているような…。

8室。
展示台では松本達弥「彫漆箱 「漣」」。これ、彫漆なので地は黒で、展示台の黒が邪魔するかと思ったら…なんか、展示台と一体化して、青漆の波濤がそこに浮き出て、作品として面白いことになってた。
逆に、安達征良「硝子絹糸紋鉢「夕陽」」は、黒の展示台よりも別の方が、ガラスの光を透過した色が綺麗だったかも。十分綺麗ではあったけど、サイトの写真の方が綺麗に見える…。
壁には小宮康正「江戸小紋羽尺駒絽両面染 両子持立涌」。江戸小紋って本当に細かい。これは会場で見た方が感動するかも。


個人的にはなかなか濃密な展覧会。満足。
平日だったこともあったのか、ひとはかなりまばらだったので、気兼ねなく拝見させて頂いた。展示側としてはもっとひとが入って欲しいかもしれないけどね。


続く。

*1:本当は「高」も「橋」も旧字体だけど勘弁して頂いて

雑談とそして

最後が言いたいだけの雑談。

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以前書いた通り、10/4にWOWOWで先日の配信Liveの放送があったのでParavi WOWOW経由で拝見。
ちなみに11/17に再放送あるそうで。Paravi WOWOWでも本家WOWOWでも加入月1カ月は無料で1カ月の料金で2カ月分見られる(正確には1カ月過ぎないと解約できないとかで)ので、再放送もがっちり料金内で見られちゃうのだけれども。やったね!でも円盤化は本当にお待ち申し上げております(深々と頭を下げる)
というか、以前のLive放送も怒涛のようにその頃再放送入ってるのね。平日なので時間内は無理っぽいけど(見られたら見る気だった。円盤持ってるけど)
※(Paravi経由ではできないけど)テレビのWOWOW加入の方はオンデマンド経由で、追加料金なしでネット配信で12/31までいつでも見られるそうで。羨ましい(本音)

でもって10/4の購入物。

上記の配信Liveレビュー8P。ネットで載ってるのと文面は同じかもしれないけれど、素敵なレビューしてくれたのが嬉しいのでお金を支払う所存。
装苑 2020年 11月号 (雑誌)

装苑 2020年 11月号 (雑誌)

  • 発売日: 2020/09/28
  • メディア: 雑誌
まさかこういう本を自分が購入することになるとは…。今年の東京事変の衣装(音源ジャケ、アー写、MV衣装、TV出演衣装、Live衣装ほぼ全部?)担当の酒井タケル氏が掲載されていて、ちゃんとその辺りの話をしてくれていて。

そんなこんなの10/4だった。
そしてこれは日付が変わる頃に更新される、はず。





お誕生日おめでとうございます。
あなたのドラムに(時間は随分過ぎてしまったけれど)遭えて、いや今だからこそ遭うことができて、しあわせにしてもらっています。
というか、お祝いしたいのはこちらなのに、むしろ前日にYoutubeをUpしてくださってて、祝福以上に返ってくるものが大きすぎてただ平伏しておりますが。

刄田綴色の田舎で叩こう
面白くないとか仰ってるけど、デモ演奏に加えてBGMが「OSCA」叩いていらっしゃるし、そもそも一般人に縁のないドラムのセッティング拝めるのって貴重だと思うのですが…。


まだあなたの音を欲深く、感じていたいです。

Live拝見している限りいつも全力で、本当に心配になってしまうぐらいなので、お身体にはお気をつけて…。
あと、Youtubeは本当に五体投地モノで、収益化してくださって一安心なのだけれど、もっと狡くお金稼いでくれていいんですよ、いや本当に…(こそ)