時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと@東京都庭園美術館

www.teien-art-museum.ne.jp

昨年も行ったが。
morina0321-2.hatenablog.com
東京都庭園美術館を撮影してもいいぞ企画!(ちょっと違う)
そしてサマーナイトミュージアム対象、というのもあり、夜間に撮影するとどうなるか、を気にしたというのもあり、日が暮れてから。
で、ここまでのサマーナイトミュージアム企画であまりひとがいないだろう、と思っていたら…この日はギャラリートークがあって、そちらにひとがぎっしり(遠い目)読み間違えだよ…。

とはいえ、相変わらず素敵な建物であり。
写真、200枚以上撮ってたよ(遠い目)下手な写真なので(プラス、他の人が入ってないものを)1枚だけ。大客室から次室の香水塔が見える感じで。

今回は新館も同じ展示の続きで、明るい場所で家具や花瓶(ルネ・ラリックのガラス花瓶も、アンリ・ルパンの陶器花瓶も素敵)が撮影できたりする。
2階の書斎用の机(デザイン的にも素敵)を新館に持ってきて、机個体を明るいところで写真撮れるようにして、書斎の部屋自体を鑑賞できるようにしたのもいい工夫。飾り棚のものも近くに寄って写真撮れるようにしてたし。
アールデコ博覧会の資料も出ていて、図録?パンフレット?(詳細記載がなかった)みたいなのの表紙のデザインがとても可愛い。
あと、ラジエーターカバーが2つほど展示されてた。新館だとより明るいところで撮影できていいなあ(旧館で見ると光源が不足していてどうしても暗く…)。

あと、普段展示の情報で動画とか流してる部屋は元々北側ベランダ(北の間)なんだけど、そこも椅子とか片付けて、部屋を鑑賞できるようになってた。
部屋のタイルとか結構恰好いいんだ、ここ。初めて知ったかも。

今回、「建築素材」がテーマなのだが、朝香宮邸(東京都庭園美術館旧館)は本当に随所に工夫があって、家具もそうだけど、ガラス照明器具から壁紙(サルブラ社の輸入壁紙。お洒落なんだよなあ…)から床のタイルまで、工夫されまくってて、これ全部解説されたら何時間かかるんだろう、と思わなくもない。
無料で頂いたパンフ(折りたたまれてるデザインがいい感じで洒落ているし、手に持っていても邪魔にならないのもいい)でも概要が触れられてて、とても担当学芸員の方が頑張った企画なんだろうなあ、と。

楽しかった!