時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

ダニエル・ブラッシュ展-モネをめぐる金工芸-@21_21 DESIGN SIGHT

前の場所からは徒歩。
この付近には何度も来ているのだが、ここは初めて。
デザイン系が多いのでなかなかねえ。

www.2121designsight.jp

展覧会ビジュアルで来てみた。この手の武骨そうな金工気になっちゃって。
ダニエル・ブラッシュは画家・彫刻家・ジュエリーデザイナー。
入場無料、写真OK。

で、入場したら、いきなりしっかりした上にビジュアルも良い冊子を頂いた。
何十頁もあるしっかりした冊子である。無料で。なんで?(真顔)
こちらの展覧会の企画がジュエリーを広めよう、という宝飾学校・レコールの企画だそうで、ジュエリー啓発も兼ねて、なのかもしれない。
学校はパリと香港にあるよ(東京でもオンラインで受講できるそうな)。


まずは絵。…絵というか…インスタレーションというか…。まるで薄い布を描いたような感じを持った。
なお、タイトルが能関連だったりする。日本の能にインスピレーションを受けていたようで。

でもって、ジュエリー。
ジュエリーというと宝石がメインっぽい感じがしちゃうけど、どちらかというと素材がメインのような作品だった。
金は分かるけど、アルミニウムとか鉄ベースとか。なんか、面白い。

最後が金工。
これがサブタイトルに繋がる作品郡、「モネについて考える」シリーズ。
小さな金属の正方形に、模様を刻んでいく。
こちら、光の具合によっても見え方が変わるし、なかなか面白いなあ…。


なかなかいい感じの展覧会であった。


さて。
21_21 DESIGN SIGHTは、東京ミッドタウンの一施設の位置づけである。
東京ミッドタウンサントリー美術館とか富士フイルムスクエアもあり、アートに非常に力を入れてくれている商業施設である。入っているお店も御洒落だよね、だから敷居高いけど(お)
というわけで、そこからちょっとアート的なぶらぶらを。
まずはこちら。
www.tokyo-midtown.com
個人的に好みだった作品はLiisa「Casa Dolce Casa(愛しき我が家)」。

でもってこちら。
www.tokyo-midtown.com
お陰で花が館内に沢山。
で、こちらと関連して。

www.instagram.com
意識高い系シャンパン生産業者・テルモンのインスタレーション。とても綺麗だったよ。

でもって、たまたまぶらぶらしてたら見つけた。
www.designhub.jp
デザインハブも伺うのは初めて。
展覧会のタイトルはイタリアのデザイン哲学なのだそうな。
一番ぴんときたのは、「白磁作るのは(ちょっと染みができると白磁として売れなくなるため)無駄になることが多いから、灰色の磁器を作ってしまえ」かなあ。
割と無駄にならないような造りをしていて、使う方も使いやすそうな生活用具の数々。
ただ、後半はそれに似たような、ぶっちゃけ意識高い系な取り組みの話が多かったので、なんかちょっと違う、となったとか。
で。


tub.tamabi.ac.jp
すぐ傍でやっていたのでふらっと。全然詳しくないんだけどなあ。


更に、東京ミッドタウンの店舗でこんなことも。
www.toraya-group.co.jp
時間があれば和菓子を頂きたいところではあったが。


というわけで、東京ミッドタウンからなかなか抜けられない状況だった。
まだ予定はあるんですよ、で続く。



あ。
21_21 DESIGN SIGHTの辺りはちょっとした公園とか広場的になっていて。
オープンカフェみたいなのもやってて、なかなか美しげであった。寄らなかったけど。4月下旬は同じ場所でビルボード東京とコラボするとかだったので、時期かちあってたらそちらは伺ってたかもなあ…と思いつつ。


桜も丁度咲き始め。