時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

東京国立博物館

この日は実は用事があったのだが、用事まではまだまだ時間があり。
というわけで、いつものところでこんにちは。
…あれ?なんか客多くない…?この日、特別展は一応やってるけど、メインの「あれ」は開幕前だよね…?

(もうディスプレイはある)
天気が悪い日だったので、屋内施設は都合が良いとか、海外のお客様が多かったので、丁度旅行期間に月曜が入ってたのかな、とか(祝日で東京国立博物館も開館していたし)。


とりあえず平成館。

企画展示室。

www.tnm.jp
東京国立博物館の総合文化展によく来られる方なら分かるかもだけど、本館3室「宮廷の美術」で、羽黒鏡は毎回1ケース3点展示されてる。そちらを全部展示してしまおう、という。
1つ1つは小ぶりで結構可愛い鏡…なんだけど、企画展示室、ちょっと暗くない…?あんまり文様が見えない…。
あと、似た文様が多い気がする。
個人的には山吹の文様が好き。


考古展示室。
個人的なスポットは、テーマ別展示に「古代の三彩」ができていたこと。日本と唐で作られた三彩が…!水玉のような模様の小壺がとても可愛い。
あと、「経塚出土の鏡」もできていて、企画展示室と連携してるんだろうか、となったり。


そのまま本館へ。
…え…本当にひとが多い…。何故…。
ちょっと時間もそこまでなかったので、18室「近代の美術」だけ眺めて本館は撤退。
拝見したことのある作品が多かったけれど、美しい作品は何度拝見してもいいので。
並河靖之「七宝山水楼閣文香炉」も出ていたし。


というわけで東洋館へ移動して。
入館前に、その前に並んでいたキッチンカーで腹ごしらえ。
とはいえ、この日は悪天候でキッチンカーは一台だけ、しかも長崎角煮まんじゅう。書き手は好物なのだが、これでお昼は…流石に足りない…。角煮バーガー(皿うどんもサンドされてる)にしたけど、やっぱり足りない…。美味しいけど…。


ともあれ、軽く食べて東洋館。
あ、東洋館は9月~10月にかけて、毎年ちょっとした企画をやっているが。

今年はパリピ(違)
www.tnm.jp
morina0321-2.hatenablog.com
実は前回訪問した際のパリピな展示、こちら展示用だったんだな。先に拝見しちゃったけど。


8室。
こちらはちょっとした特集。
www.tnm.jp
常盤山文庫は、公式拝見した方が早い。
tokiwayama.org
これがドストライクで。いや、このコレクションは凄い…。
美しい青磁白磁がずらっと並んでいる…。青磁でも少し黄味がかった感じのものもあり、これもこれで良い…。
中国絵画も嫌いでないのが結構あるぞ。伝・牧谿「竹鳩図」とか。
絵画を収納する箱も展示されていたのだが、更紗で飾ってあって。趣味が…趣味が良い…。
常盤山文庫は東洋館の他の部屋や、別の館でもちょいちょい展示していたりする。


3室。
西アジア・エジプトの美術」、これまでかなり長く拝見してきたつもりだけれど、これ初めて拝見する…!というのがいまだに出てくるんだなあ、と。
アゼルバイジャン地方出土の「灰色靴形坏」。靴、というかブーツ形。かわいい。
「西域の美術」には、こんなパリピも。

「衆人楽奏図」。なんだか本当に楽しそう。
あと。

この象さん可愛い…

違うの!浮気じゃないから!(戯言)(わざわざ11室通り過ぎた時に撮ってるのなんなの)


13室。
「アジアの染織」は「インドの染織」。ペイズリー柄は得意ではないのだけど、今回ペイズリーがそんなに出ていなかった。むしろ幾何学系もちょこちょこ。嬉しい。
「インドの細密画」のテーマは「ラーガマーラ(楽曲絵)」。男女の物語を歌った詩を音楽にしている、ということで、結構女性が多かったり、音楽に興じる絵もあったりで、ちょっと楽しい。
「アジアの民族文化」は今までも結構出ている台湾パイワン族。きたよ人面付椅子…いつ見ても怖い…。




結局今回は東洋館・平成館で終了。
…次回に続く(あ)