平日休みを頂いたので、健康診断に行ってからこちらに。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_rome.html
イタリアのカピトリーノ美術館という、世界でも最古の美術館からの展示。
ローマ教皇が市民に寄付して美術館にした、というのだから、そりゃあ最古でしょうよ…。
写真ほぼNG。
「1 ローマ建国神話の創造」。
ローマの建国神話、ロムルスとレムス…よりもそれに乳を与える牝狼、のモティーフ多め。
あ、今回は全体的に彫刻が多いけれど、このセクションも彫刻が多い。
「カピトリーノの牝狼」の複製が来ているのが目玉なのかな。
個人的にはソロパトス「負傷した牝犬」が結構好き。
【ローマ散歩③】
— 「永遠の都ローマ展」@東京都美術館 【公式】 (@roma2023_24) 2023年11月4日
ローマ美術館の向かいにあるのが、ジョヴァンニ・バッラッコ古代彫刻美術館!
古代エジプト、ギリシャ、ローマなどの彫刻作品が充実しており、本展には《負傷した牝犬》と《ローマ教会の擬人像》を出品しています。
なんと入場料無料です!(※投稿時の情報)… pic.twitter.com/zxHmETVU0E
「2 古代ローマ帝国の栄光」。
ずらっと肖像の彫像。
女性の肖像は綺麗なものが多い。
男性は男性で立派に作られるのかな。けど、「ガイウス・ユリウス・カエサルの肖像」は、そこはかとなく、くたびれた中年男性。こちらは理想化されてない肖像だそうな。その方がいいなあ。
で、コンスタンティヌス帝の巨像の「一部」の複製が展示。頭部と左手と右足なのだが…で、デカい。どんな像だったの…。
で、このセクション、というか展覧会の目玉のひとつ。
4⃣門外不出の傑作《カピトリーノのヴィーナス》、奇跡の初来日🙌
— 東京都美術館 (@tobikan_jp) 2023年9月29日
古代ローマ彫刻の傑作《カピトリーノのヴィーナス》が来日!カピトリーノ美術館を離れるのは、1797年にナポレオン指揮下のフランス軍によりパリに持ち運ばれたときを含め今回が3度目。きわめて貴重な機会をお見逃しなく。#ローマ展 pic.twitter.com/tmasMEoEX5
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「カピトリーノのヴィーナス」。これ本当に美しい…。そりゃあ別部屋作るよ。360度拝見できるようにするよ。
「3 美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想」。
というわけで、ローマのカピトリーノの丘に美術館作るよ、ということで、広場辺りの絵画も出てくる。
その中に出てくる、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ。
morina0321-2.hatenablog.com
おおおおお、ヴェドゥータ(都市景観図)きたー!そうきたか。
「4 絵画館コレクション」。
カピトリーノ美術館になってからの、主に絵画のコレクションだろうか。
ピエトロ・ダ・コルトーナ「教皇ウルバヌス8世の肖像」はとてもレースが細かい。
\🐺会場内のみどころ紹介⑥🐺/
— 「永遠の都ローマ展」@東京都美術館 【公式】 (@roma2023_24) 2023年9月30日
第4章「絵画館コレクション」では、16世紀から18世紀に活躍した画家たちの絵画作品を中心に紹介しています!
なかでも、#ピエトロ・ダ・コルトーナ の《教皇ウルバヌス8世の肖像》は注目です👀… pic.twitter.com/YMgFwiOQ3D
個人的にはジョヴァンニ・フランチェスコ・ロマネッリ「聖女カエキリア」が好き。
あと、グイド・レーニ「ルクレツィア」が出ていてびっくりした。こちら、国立西洋美術館の同作家の「ルクレティア」と凄い似た構図。同じ題材を使いたかったんだろうけど。
「5 芸術の都ローマへの憧れ-空想と現実のあわい」。
近代の方がローマ時代を思って作成した作品の数々、ということかな。
ここに出てくるのが「トラヤヌス帝記念柱」。
\🐺会場内のみどころ紹介⑦🐺/
— 「永遠の都ローマ展」@東京都美術館 【公式】 (@roma2023_24) 2023年10月2日
第5章「芸術の都ローマへの憧れ―空想と現実のあわい」では、古代記念碑「#トラヤヌス帝記念柱 」をモティーフとする版画や模型、#ピラネージ 、#ファン・ヴィッテル 、#カノーヴァ らの名品を紹介します!… pic.twitter.com/5MnuKc7zCv
ローマにモニュメントとして現存している。
ピラネージがこれを写生してエッチングで残していて、それも展示されていた。書き込みも込みで非常に細かい。
トラヤヌス帝記念柱の一部の石膏複製である「モエシアの艦隊」「デケバルスの自殺」が写真OK。
最後に特集展示「カピトリーノ美術館と日本」。
面白いのは、ローマ時代に作られた「ディオニュソスの頭部」が、日本に伝わって、小栗令裕「欧州夫人アリアンヌ半身」となり、それがそのまま日本で教材となって模倣されている、というくだり。
酩酊、ワイン、自然の神 #ディオニュソス /#バッコス 🍷
— 「永遠の都ローマ展」@東京都美術館 【公式】 (@roma2023_24) 2023年10月24日
本作は、その甘美で女性的な顔立ちから彼の神聖な花嫁であり、忠実な伴侶となったアリアドネと同一視されることもかつてはありました。
18世紀以降、本作の石膏模造や複製、当世風の改訂作が増え、芸術家の間で大変な人気だったそう✨… pic.twitter.com/vS41EHJaBq
うん、確かに美人だ。でも男神が女性に変わってしまったのだが…。ある意味日本っぽいというか。
ディオニュソスも子供時代(身元を隠すために)女性として育てられてたので、ある意味間違いではない…のか…?
なんというか。
最近、古代関連だとポンペイとか古代メキシコみたいに、写真もOK、不思議なものも沢山あるよ!という展覧会に伺っていたせいか、その手の展覧会に伺うイメージが強かったのだと思う。
そのイメージで行くと大分違うテイスト。
カピトリーノ美術館中心のローマの美術品の展覧会、として伺うと良いかと思う。
ところで。
\🐺会場内のみどころ紹介②🐺/
— 「永遠の都ローマ展」@東京都美術館 【公式】 (@roma2023_24) 2023年9月23日
第2章「古代ローマ帝国の栄光」では、歴代ローマ皇帝やローマ帝国ゆかりの女性たちの肖像を展示しています。… pic.twitter.com/RYTJ3MJWfA
この展覧会、カラカラ帝の肖像も出ていて。
解説を拝見して「カラカラ浴場の話はないのかな」と思ったのだが。
◤#ローマ展 関連グッズ紹介◢
— 「永遠の都ローマ展」@東京都美術館 【公式】 (@roma2023_24) 2023年9月23日
カラカラ帝は「カラカラ浴場」という公共浴場をつくったことでも有名です!
今回はそれにちなみ、温泉・サウナグッズを制作しました🛀
今治のサウナハット、サウナマット、温泉タオルなど必見です!あなたの 「サ活」(サウナ活動の略称)にカラカラ帝グッズを!!… pic.twitter.com/x84SgIXF1r
グッズで出してた。流石だ…。ちょっとタオルは欲しいなって思ったりもした。
この日は終了。
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何故か新橋で酒を呑んでいたりした。あ、酒だよ。
「秋の夜長とお酒と珈琲と。」
— KIUCHI BREWERY (@kiuchibrewery) 2023年9月14日
9月15日(金)より木内酒造の酒々を有名cafeとコラボし、オリジナルアルコールドリンクの提供を開始いたします。
◆キャンペーン期間
9月15日(金)~10月15日(日)
◆提供ショップ
・サザコーヒー エキュートエディション新橋店(新橋駅)https://t.co/SebMfhb6XM pic.twitter.com/9NhnUsBH9M
こちらの企画。木内酒造さんは常陸野ネストビールでお世話になっておるので。
梅酒が元なので、あんまり酒という感じはしなかったけれど。
→追記:なお、このキャンペーンで当選してしまいまして、お洒落な電気ケトルが家にやってきました。縁の深いコラボだったから参加しただけだったのですが、本当にありがとうございました。