時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 田園、家族、都市@アーティゾン美術館


特別展が6階と5階で行われていて、4階はコレクション展。

コレクションは現代美術が結構多かった気がする。その辺の好みは感覚でしかないからなあ…。
その中にしれっと、シャルル=フランソワ・ドービニー「レ・サーブル=ドロンヌ」が入ってたりして。
あと、円空仏が2体ほど。
レンブラントエッチング「大きな樹と小屋のある風景」もあったなあ(もしかすると特集コーナーの前振り…?と後になって思う)。


さて、特集コーナーは「田園、家族、都市」。
www.artizon.museum

部屋の右半分と左半分で、ちょっと色が違う。

先に右半分。
最初は風景画2点…ってアルフレッド・シスレー「レディーズ・コーヴ、ウェールズ」が出ているんだが。書き手はシスレー大好きなので、これだけでも美味しいぞ…。珍しく荒々しい水を描いてはいたけれど。
で、更に婦人の肖像画が2点。トマス・ゲインズバラとジョージ・スミス(前者は有名だけれど、後者はググってもお名前が出てこないな…)。どちらも美しい。
更にウィリアム・ホガースの都市風俗風刺画(エッチング&エングレーヴィングで)。陽気なんだか不健康なんだか、という感じだけど、こういうの嫌いじゃないんだよね…。

で、左半分。
白と黒の世界。エッチングやエングレーヴィングの技法で描かれている、風景画。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージのとても細かい風景画。ローマの画家だそうで。
…というか…この名前聞き覚えが…。
更に出てきたのがシャルル・メリヨンにジャック・カロ。ああ、思い出したよ。
morina0321-2.hatenablog.com
国立西洋美術館エッチング特集!ピラネージは記事に名前出してないけれど、作品展示されてたよ…。
別の展覧会なのに、まるで続きというか、延長戦というか。前も割といいなあと思った特集だったので、かなり楽しんでしまった。
そうそう、解説のところには「アントニオ・カナル」の名前があったけれど、残念ながら作品はなかった…。アントニオ・カナル=カナレットのこと。ヴェドゥータ(都市景観画)で有名だし、あっても良かったよね、とは。


いやあ、予定外に楽しかった…。



というわけで、平日昼間に少しアルコールを入れる(呑む口実に使うな)