時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

特別展「きもの KIMONO」@東京国立博物館平成館

morina0321-2.hatenablog.com
前回記事はこちら。というわけで、後期展示も来てみたよ。
日時指定の事前予約制、「なるべく90分を目安に回ってください」の注意書きもあるけれど、そこそこ人は多め(ソーシャルディスタンスは気を付ければとれると思うけど)。まあ、流石に特別展だしね。

ざっと感想を。
全体的に、着物展示はかなり入れ替わっていたと思う。

第1章「モードの誕生」。
前回も気に入ってた江戸時代初期の着物、今回の小袖「黒紅綸子地若松小花鹿紅葉模様」も好み。

第2章「京モード 江戸モード」。
帷子「白麻地格子梅菊萩模様」「白麻地七夕模様」の夏らしい涼やかな着物もいいなあ。
小袖「藍紗綾地柳燕模様」の縦に入る模様とか、町家の着物の小袖「黒綸子地遠州模様」単衣「藍絽地秋草鈴虫模様」とか。
大奥関連の着物だと、帷子「白麻地紅葉菊尾長鳥模様」が好き。なんかもう、夏の着物ばっかり目に入るよね…(入場までの外が暑かった模様)。
あ、そうそう、小袖「藍縮緬地燕子花八橋模様」、ちゃんと解説入ってた!初期はまだ解説が間に合ってなかったのかなあ。

第3章「男の美学」は入れ替え殆どなしなのでスキップして、第4章「モダニズムきもの」。
個人的には「大正・昭和時代のコーディネイト」がやっぱり一番印象に残るなあ。
銘仙の柄は相変わらずモダン。

第5章「KIMONOの現在」。
森口邦彦は後期の方が好きだなあ。友禅訪問着「位相重ね鱗花文」「柳茶籠目文」。
そういえば、前回触れてなかったけど、話題になってたYOSHIKIMONO。個人的な感想は「ステージ衣装で使えそうだね」だったとか。うん、まあ、あれはあれで。

続く。