時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

MOMATコレクション@東京国立近代美術館

morina0321-2.hatenablog.com
前回来たけど、それの後期展示。
ちなみに入館料は500円。工芸館展示と共通入館料が500円。…工芸館の入館料どこ行ったの…。工芸館で共通入館券を求めた時は気が付かなかったよ…。
ともあれ、後期展示で変わったところは少ないので、さらっと。

1室「ハイライト」。
日展示されていた鏑木清方に変わって、菱田春草「雀に鴉」。雀が沢山。個人的には向かって右上の、つがいのような雀二匹がいるのが好きだけど。
ところで、前回も飾ってあったはずなのにセザンヌ「大きな花束」に引っかからなかったらしい。綺麗なのにね。

2室「1912年|明治/大正」。
菱田春草「松に月」…これ好きだなあ…。
横山大観「布袋図」もちょっと面白い。舟で揺られていく布袋。正月っぽいし。
あと、先日はあまり観てなかったのか、の油絵。黒田清輝「落葉」、山本森之助「曲浦」、中沢弘光「夏」とかも素敵。

10室「日本画」。
「小さな生物」の写生がテーマなのかな。
徳岡神泉「椿」、土田麦僊「菊の写生」がとても綺麗。土田麦僊は大原女よりもこういう方が好きだなあ。
竹内栖鳳「草相撲」は鳥獣戯画みたいなユーモラスを備えたデッサン的な絵。
やたら綺麗な緑のトカゲの絵が、と思ったら、川端龍子パラオ島スケッチ トカゲ」。ああ、うん、龍子はどうも印象に残るね…。
小茂田青樹「虫魚画巻」は写生がリアルすぎて少々気持ち悪い部分もあるんだけど、金魚は綺麗だった。
あと、写真はNGなんだけど、速水御舟「蟻」。なかなか絵を描いてくれなくて依頼人が「蟻でもいいので描いてください」って言ったら、本当に蟻描いて寄こしたという。何そのユーモア的なの。しかも無駄に緻密に蟻描いてくるし。

続く。