時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

東京国立博物館

祝日午後、時間ができたのでふらり。特別展には行かず(書が分からない)常設展の展示替えを。以下、箇条書き。

  • 特別展が書のせいか、本館展示も書のものが増えた気が。ものがものだけに、非常に丁寧な字の書は多そう。料紙も凄い工夫されてるよねえ。
  • 本館7室の屏風が円山応挙なので、8室の書画の展開にも応挙。「障屏画下絵」の犬が可愛すぎる。
  • 本館8室は「暮らしの調度」も「書画の展開」も春らしいものに。桜・椿・梅。佐竹義躬「紅梅椿図」に惹かれる。秋田蘭画というジャンルになるらしい。数年前にサントリー美術館で特別展してたんだねえ…。
  • 本館1室・2室で特集展示「上杉家伝来の能面・能装束」。男性役用装束と女性役用装束で華やかさが違うもんだね。後者ばかり写真撮ってた。そのうち本館9室も関連展示になるそうで、ちょっと気にしている。
  • 本館14室の特集展示が「おひなさまと日本の人形」に。江戸時代のお雛様って所謂「雛壇」だけじゃなくて、「雛用御殿」もあるんだね。今回展示されてた「紫宸殿」にびっくり。どうも西の方の風俗ではあるみたいなのだが。紫檀象牙で作成されている豪勢な雛道具もあるのだけれど、その中に点在したのが「ギヤマン徳利」「ギヤマンコップ」。要はガラス製の雛道具。雛道具にガラス…。雛道具と並ぶとなんだか異質。不思議。

  • 本館16室のアイヌ展示替え。個人的に眼福。
  • 本館18室の近代の美術、絵が展示替えされてた。ぱっと名前見ずに惹かれるなあと思ったら菱田春草「梨に双鳩」。あと、小林古径阿弥陀堂」がいかにも古径っぽいちゃんとした絵だなあと珍しく写真を撮ってたのだが、丁度観に行った日が小林古径の誕生日だったとか。
  • 東洋館は3室の大谷探検隊が展示替え、と思っていたら、西アジア展示も替わっていたらしい。なんで見てないんだ書き手…。
  • 東洋館13室のアジアの民族文化「台湾パイワン族の木彫」。佩刀の彫刻恰好いいなー。