時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

企画展「アイヌプリ―北方に息づく先住民族の文化―」@國學院大學博物館

根津美術館からは歩いて10分ちょっと。美術館通りの銀杏が綺麗。


本当に通り道にあるのですよね、こちら。


閑話休題



museum.kokugakuin.ac.jp
國學院アイヌ?と一瞬思ったのだけど、そうか、金田一京助氏が國學院の教授か。
短期大学部(北海道にある)で、金田一記念文庫というアイヌ研究の資料保存をしているそうで。
www.kokugakuin-jc.ac.jp
アイヌプリは「アイヌとしての生き方」みたいな意味らしい。



まずはこくぴょんにご挨拶(また話が逸れそう)。


まずはメインの企画展。
國學院大學博物館の企画展はちょっと広めのお部屋で開催なので、こじんまりではある。入場無料なので文句は全くないけど。
金田一記念文庫があるので、非常に文献が多い。基本的には(アイヌは文字がないので)「和人」から見たアイヌの記述になる。松浦武四郎の文献も相当数。
とはいえ、少ないながらも「物品」展示があり、しかも半分ぐらい写真OK。ありがたい…。
物品は代表的なもの。マキリ(小刀)・タマサイ(首飾り)・イクパスィ(箆、今回は「捧酒箸」と漢字が振られていた)、アットゥシ等。
アットゥシは「和人用」のもあった。通気性等が良くて、漁師が着物の上に着るのに使ったそうで。なるほど。
そういえばエムシ(飾太刀)の解説にあったけれど、アイヌは鍛冶技術に乏しくて、エムシは全て輸入品なのだそうで。こういうのも新たな発見。


で、常設展をぐるりと。
校史ゾーンのお高そうな展示物や、考古ゾーンの埴輪を見て楽しむ。

つい孔雀を撮影してしまう性。ちなみに書見台の形だけど、
ミニチュア。ミニチュアでこんなに豪華…。ミニチュアの本も付いてるんだよねこれ…。


博物館から退館後、ちょっとだけ構内に。


神社の方にご挨拶にも行ってきたり。別趣味の御挨拶も含めたり(ぼそ)。


ここまで来たので、山種美術館に寄って和菓子、とも思ったのだけど、今回は断念。
代わりに、(いつも和菓子を頂いてしまうので)気になるけどなかなか寄れなかった喫茶店に。

リンゴのパンナコッタと。美味しかった。
papas.jpn.com
チェーン店ではあるんですな。丸の内の本店、三菱一号館美術館の御近所だ。