時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

プーシキン美術館展-旅するフランス風景画@東京都美術館

www.tobikan.jp
プーシキン美術館はモスクワにあるのに、所蔵している作品はフランスの印象派の絵が多いそうで。

印象派のちょっと前ぐらいの風景画がまずずらっとあるのだけれど、個人的にはこの辺りがとても好き。「旅するフランス風景画」の副題に合ってるのかも。以前見たスケーエン展と同じように、旅行したいなーと思わせる絵が多い。面白いのはコワニエとブラスカサットの共作「牛のいる風景」。コワニエは動物画が得意だけど、風景画が得意じゃないからブラスカサットにお願いしたとか。で、このコワニエの牛がなんだかとても気に入ってしまった。かわいい。レルミットの「刈り入れをする人」も好きだなあ。黄金の小麦畑。

それからパリの都会の絵、そして郊外の絵に続く。都会の絵はペロー「芸術橋(ポン・デ・ザール)近くのセーヌ河岸、パリ」が個人的に好き。そして都会の絵の中にルノワール「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」があるわけだが。他の都会っぽい絵と異なる(何せ庭の絵)ので、ちょっと違和感。いやルノワールの絵自体はとても素敵だけれど。郊外の絵はまずモネがどどどどん。個人的には今回の絵の中では「陽だまりのライラック」が好き。あと、個人的にシスレーが結構好きなんだよね。

ここがハイライトで、後は印象派以降、と言ってもセザンヌとか(個人的には今回来てた絵は割と嫌いじゃないなあ)、後はもっと違う感じの、フランスとは別のところ(架空とか)の絵とか。ゴーギャンとか。
今回プッシュされてるルソー「馬を襲うジャガー」の、襲われてる馬のつぶらな目が気になる…。
こ っ ち み ん な
って言いたくなる(え)

さて、今回の展覧会用ミュージアムショップ。勿論、絵のグッズもあるのだが。

  • アウトドアで食事してる絵があるのでアウトドアグッズ
  • ロシアの美術館だからロシア風のグッズあれこれ

と、なんだか色々あって目移りが。
tupera tuperaさんのデザインの「ロシアの文字をキャラクターで覚えよう」グッズの絵が可愛くて、思わずハリネズミの缶バッチ買っちゃったり、ソヴィエト時代に作られてたというビンテージピンバッチがツボって買ったり。で、公式サイトのグッズ紹介にもある「絵を一部だけ使ったTシャツ」、実は「牛のいる風景」の牛だけ切り取ってるのがあった。ちょっと欲しい…!でもこのTシャツで4000円超えるの…?(版権みたいなのがあるからだろうか…)たぶんもっと安かったら買ってた…。