www.mot-art-museum.jp
書き手は現代美術は正直難しいのだけど、コレクション展に入れるならお邪魔してみよう、という感じで。
で。
実はコレクション展、ほぼ写真NG。
これは…覚えていられるのか、書き手…と心配に。
凄く丁寧な冊子状のパンフレットはあるけれど、全部写真が載っているわけでもないし。
あ、あと、途中で小倉遊亀とか梅原龍三郎が展示されていたりして、結構境目が曖昧になりそうな感じもあったりした。
気になった作品を挙げていく。
菊畑茂久馬「奴隷系図(貨幣による)」。
置かれている2本の丸太に、硬貨が貼られたり置かれてたり、でもって蝋燭が周囲に立ってる。…新手の神道と言われたら信じるぞ、これ。
これ、最初にどこに作品名が書かれているのか分からなくて、後で解説のシートが置かれているのを見つけて、タイトルを知った次第。ううむ。
なお、5円玉は10万円分使っているそうなんだが、展示された後に作者が数えたら(いちいち数えるのも凄い)、10万円以上あって、10円玉も混じっていたとか。お賽銭をついあげてしまう日本人の心情よ…。
上田薫「コップの水」。
…ああ、「なま玉子」シリーズの方か!
コップと水の写実画。写実はやっぱり気になってしまう。
菅木志雄「界の仕切り」。
木があちこちに立っていて、その木同士を様々な高さ(と言っても一番高くて腰ぐらい)で木でつないでいる、という形で。
仕切り、なんだろうね。
なんだろう、この不思議な世界。なんか、神社の鳥居が頭に浮かんだ。なんだか。
リチャード・ロング「イングランド・ジャパン・サークルズ」。
ランド・アートという、自然のものを平原や砂漠に配置するアートなのだそうで。
石が円状に並んでいる。
こういうの妙に好きなんだよね…。
デイヴィッド・ナッシュ「門」。
自然の木を使って作品を制作する作家とのことで、
こちらも解説のシートを頂いてきたのだが、台風で倒れた木を組み合わせているそうな。
台風で倒れた木、というのに意味があるんだろうなあ…。
剣持和夫「無題 1991」。
廃工場の写真なのかな。なんか個人的に好みだった。暗さとか。
アンソニー・カロ「シー・チェンジ」。
金属の板を緑色に塗ってて、組み合わせてある。
金属なので硬いはずなんだけど、色のせいなのか、不思議に硬さを感じない。柔らかい、という感じでもないんだけど。
なんだろう、折り紙みたいな感じで。
なんか、立体作品が妙に多いなあ…。
自分の感覚で分かりやすいのかもしれない。
なかなか来れない美術館なので、ミュージアムカフェは寄ってみる。
甘いものばかり良くない pic.twitter.com/w7J69IZJyS
— daily tsubamegaeshi (@morina0321) 2022年8月3日
この美術館はレストランもカフェもあるんだけど、
カフェの方は「二階のサンドイッチ」というお店。
カフェだけど食べ物もあるのか、と思ったのもあってお昼は軽めにしたのだけど、夕方でサンドイッチがほぼ残っておらず、結局甘いものに。美味しかったけどね。
こちら、席の椅子もあれこれ種類があって、それも面白かった。