時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

復帰50年記念 沖縄の美@日本民藝館

morina0321-2.hatenablog.com
morina0321-2.hatenablog.com
沖縄モノが続く。

とはいえ、今回の展示は、半分ぐらいが沖縄ものかな。
2階の大部屋+第3室が「沖縄離島の織物」。
1階の第3室が「昭和時代の沖縄工芸」。
東京国立博物館にも日本民藝館所蔵の織物が出ていたけれど、正直、民藝のセンスがお好きな方はお好きかと思うよ…。
苧麻も桐板もあるしね。芭蕉布より更に涼しそうな桐板が藍型でとても涼しそう…。
織物だけでなく、陶器とか、琉球張り子もある。
1階の第3室「昭和時代の沖縄工芸」は、昭和以降の現代に作られた金城次郎の陶器だったり、各種の織物だったり。
宮平初子の花織いいんだよねえ…。あ、平良敏子もあるよ。目の保養。
あと、特集展示している部屋以外にも、不意に廊下にシーサー置いてたり、厨子甕があったりする。
この日、どうも女子大生?っぽい方々が団体で(恐らく講義かフィールドワーク的なもので)いらしてたけど、この説明を敢えて省いている日本民藝館で、シーサーはともかく厨子甕は気づいているんだろうか、ちゃんと勉強になってるのかしら、と心配になった。実際、「解説がない!」ってぼやいているお客様もこの日見かけたし…。
あ、そうそう、珍しく1点、写真OKなものがあった。石獅子。元々中国のもので、琉球にその形が踏襲されて作られてる。これがシーサーの元になるっぽいね。写真をSNSにUpしていいかがよく分からないので、載せないでおくけど。


他の展示。
2階第4室「日本の諸工芸」。
卵殻貼と樺細工(角館の)が格好いい…。
樺細工はミュージアムショップで販売してもいたけど、まあ…いいお値段です(遠い目)

それに関係しているのが2階第2室「柳宗悦と同人」。
丸山太郎が卵殻細工を作成していて、これが素敵。
あとはバーナード・リーチが多種多様に陶器を作成していたり。陶器でコーヒーカップやらジャム壺やら作成してるからなあ。蛙の絵付が可愛かったりもするし。
あと、やっぱり濱田庄司いいなあ…となったり。

2階第1室は「朝鮮工芸にみる文字表現」だったんだけど、それよりも朝鮮で作成された編籠が気になったりした。

1階第2室「アメリカ先住民の工芸」。
また、随分毛色が違ったものが…。というか、柳宗悦ってこういうのも集めてたの?
北米南米どちらもあるけど、北米はホピ族のものが主。あ、あとハワイもあるよ。
ホピ族はブランケットの色遣いが素敵だったり、編籠が面白かったり、儀式のものが面白かったり。儀式用マスクとか、打楽器とか、彩文土器とか、カチナ人形とか…カチナ…?
www.bluenote.co.jp
そうでした、お名前そこからでした(遠い目)変にツボる…。
あと、ハワイのタパ(樹皮布)とか、ポイボウルとか。
南米も派手で格好いい布とか、土偶とか。
…いいなあこの特集…。凄い好み…。


琉球展覧会のはずが、思わぬ収穫まであってとても楽しい。


続く。