コレクター高野光正氏が海外から集めた、明治時代の日本の風景画を展示。日本人画家による当時の暮らしの絵画や西洋人画家の作品のほか、幻の画家、J. Kasagiこと笠木治郎吉の貴重な水彩画も登場します。
— 日本橋高島屋S.C.【公式】 (@n_takashimaya) 2023年5月24日
会期:2023年8月17日(木)→9月3日(日)
会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
高野光正は実業家でコレクター。海外に流出していた近代の日本人画家の洋画家を購入して「里帰り」という。
…あれ?
morina0321-2.hatenablog.com
こちらの第4章に近いものが…。別に関連するつもりはなかったけど、関連展示になっちゃった。
ちなみに「日本に来た海外の洋画家の日本風景の洋画」もあるのも共通。
写真NG。そして100点以上と数が多い。ボリュームが…!
水彩画が多いけど油彩もちらほら。
好みの画家はあまり変わらないかなあ。
大下藤次郎、丸山晩霞、鹿子木孟郎、満谷国四郎、吉田博(ふじをは出てなかったなあ)とか。
小山正太郎とか五百城文哉も好みな絵あったし。
アルフレッド・ウィリアム・パーソンズの素敵な作品も複数出てるし。
それ以外のところだと、柳源吉もしくは高橋源吉。高橋由一の長男…!?存じ上げていなかった。「芝増上寺」、雑踏の感じとか鳩が綺麗だなあとか。
あとは中川八郎。とても美しい風景画を描く。
ちなみにこの展覧会、全国で巡回しているのだが。
www.ehime-art.jp
愛媛での展示の際、中川八郎は地元で没後記念も兼ねていたようで。
でもって、河久保正名が2点。
morina0321-2.hatenablog.com
海外に作品が流れていたのか…。
で。今回幻の画家として取り上げられているのが、笠木治郎吉。個人的にも初めて拝見したかな。人物主体なんだけど、不思議に人物に印象が強い。採色が独特なのか。水彩画なんだよなあ、この発色…。
ちなみに、幻となってはいるが。
www.gallery-kasagi.com
ルーツの画廊が健在だったり(作品を探していたりもするそうで)。笠木治郎吉の息子さんの妻がオーナー。
謎に復習的な展覧会になったけれど、素敵な絵が揃ってて良かった。