https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_uenoartistproject.html
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この時、東京都美術館は大きな特別展が実施されていたのだが、そちらをスルーして。
そちらのチケットがあると無料で入場できるらしいけれど。こちら単体だと500円。
源氏物語関係の展示はなんとなく気になってしまい、顔を出してみた。
源氏物語をテーマに、近現代のアーティストの様々なジャンルの作品を。
写真はアーティストによってOK。
あ、そうそう、展示リストが貰えるのだけど、
展示リストの後半は源氏物語の各帖のあらすじと、人物関係図までついてるよ。
第1章「和歌をよむ」。
こちらのセクションは写真NG。
書家の鷹野理芳と高木厚人の作品。
正直、文字に関しては良く分からないけれど、料紙がとても美しい…。
第2章「王朝のみやび」。
セクションがギャラリーAとギャラリーCに分かれている。
まずはギャラリーAの方。
玉田恭子はガラス作家。
書籍型の作品とか(既に書籍の形から逸脱しているのもあるけど)、琵琶や貝合わせをモティーフにした作品も。
写真は失敗したので載せられないのだが、琵琶モティーフの「硝琵琶「降臨」」も素敵だったなあ。
青木寿恵はろうけつ染めと手書き更紗の作家。
作品は着物と絵画。
こちらは絵画「調べの園」。タイトル通りの楽器絡みの素敵な絵画。
「パリの若紫」も可愛いんだけど…写真失敗…(遠い目)
で、ギャラリーCの方。
石踊達哉は日本画家。
写真を載せた「夕顔」とか「「玉鬘」の帖より 衣装配り」のデザイン、凄く好きだなあ。
「真木柱」「若菜上」「手習」「「橋姫」の帖より 有明月」辺りも好き。
第3章「歴史へのまなざし」。
守屋多々志は日本画家、というか今回唯一存じ上げてるお名前である。写真NG。
morina0321-2.hatenablog.com
名前を挙げているのはこの時ぐらいだけど、山種美術館では何度か展示されているのに出会っている。歴史画のイメージ。
「紅葉賀「青海波」」は光源氏と頭中将が「青海波」を舞っている絵で、とても華やか。
「夕霧「落葉」」はなんともいえない表情の女性=落葉の宮。もの悲しく美しい。
渡邊裕公も画家。ただ、画材がカラーボールペン。
そして、細密で、描かれている女性が美しくて強くて、なんともいえない迫力のある絵。
こちらの「千年之恋~源氏物語~」が展覧会ビジュアルになっていたので、こちらを載せるのだけど…他の絵もとても個人的にツボだった。
源氏物語があまり関係ない絵なのだが(でも題材は「古典」といえばそうかな)。
いやもう、ツボな絵が拝見できて個人的に嬉しい…。
ツボ作品もあって、個人的にはかなり満足。
で、関連展示の話に続く。