タイトルはこうしているけれど、今回は色々展示替えがあるよ。
まずは展示室1。
www.matsuoka-museum.jp
今年(ここは1年単位で展示替え)はエジプト。
今回は像が多め。分かりやすく異文化で面白いよね。猫崇拝とか(鼠食べてくれる家畜)。
でもって展示室4。
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アジアの器。
アジアってどのあたりかねえ、と思っていたら、いきなりずらっと並ぶ高麗青磁。青磁象嵌まである…。
で、更にベトナムの青花。青花は図柄によるんだけど、今回は結構好みだったかもしれない。
で、更にベトナムの五彩。結構好きなんだよねえ…。器の地の色のくすみ方とか、決して派手ではない細い赤い線の絵付けとか。
でもって、日本の志野。…なんでそんな好みの器出てくるの…。
柿右衛門の色絵も出てきたけど、これも品が良かったしなあ。
白磁とか豆彩も1つずつ出ていて、なんかどれも良かった。ちょっとびっくりのツボ展示。
展示室5・6。
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タイトルの「日本の山海」。山と海テーマの日本画諸々。
前後期で入れ替えが発生する。今回は前期。
以前拝見している絵もちょいちょい出てくる。まあ、その時良かったものは何度見ても良いのだが。
「1.山、山、その平面世界より超絶するところ多々」。
山下新太郎「黒部峡谷鐘釣附近」は初めてかな。全体的に明るくて柔らかいタッチ。
あとは写真NGだったけれど長谷川元「三原山」。ごつさが結構好き。
「2.富士山」。
狩野常信「富士三穂図」は流石に綺麗だったなあ。余白もいい感じだし。
あと、軒並み写真はNGなのだが、「戦後の富士山」という一角があった。
横山操「暁富士」は赤土のような富士山がとても格好いい。
富士山の白の部分が浮き上がって見える麻田鷹司「芦ノ湖富士」。
池田遥邨「富嶽」は妙にビビッド。
「3.渓谷の眺め」。
写真NGなのだが、東山魁夷「秋峡」は流石に素敵。
でもって、加藤勝重「瀑」が非常に格好いい。
堂本阿岐羅「渓」も水の形がいいなあ。ちなみに堂本阿岐羅、堂本印象の甥にあたるそうで。
「4.海」。
こちらは2つに分かれていて、最初は「海-伝説、物語、歴史の舞台」。
作者未詳の6曲一双「源平合戦図」は初めてかな(前後期で右左隻が入れ替わる。前期は右隻)。屏風の色々な場所で色々起こっていて、これはこれで面白いかなあ。
でもって写真NGだけど吉田善彦「厳島」。この淡い感じがいかにも吉田善彦。
でもってもう1つは「海辺にまつわるエトセトラ」。…どこかで聞いたような(あ)
橋本雅邦「海辺旭群鶴図」は淡い色で、とても良い感じにまとまっている。
児玉希望「滄海の曙」は海の色がとても濃くて、、白黒の鶴が映える。
池上秀畝「巨浪群鵜図」は六曲一双、なかなかダイナミックな画面だけれど、日本画らしい美しさ。
色々拝見して目の保養。
丁度時期が時期だったので、雛飾りも拝見できたし。
花手水も綺麗だった。
帰りに、実は以前店舗を通りがかって気になった「CACAO broma 白金台店」へ。
写真がなくてアレなのだが、実は結構ごっついチョコサンドを食べていて、微妙に映えないなあ…となったので(え)。いや、チョコサンド自体は大変美味しかった。
小さな店舗なので入れたらカフェ利用したいなあ、と思う所存。