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morina0321-2.hatenablog.com
後期展示(正確には4期設定されてて、最後の展示替え終了後)にこんにちは。
というわけで、今回は後期展示で展示された辺りを。
第1章1節は場面替が少しあったぐらいで変わっていなかったので、第1章2節「装い:美人画と着物」から。
前回も個人的なツボだった鏑木清方は展示替え、「江戸桜」に。前回の「春雪」は既婚のお姉さんだったけれど、「江戸桜」は若いお嬢さん。可愛い…。
あとは小林清親の美人画(あまり美人画を描かれないのだそうで)「花模様」シリーズ、綺麗で興味深いなあと。各時代の美人画。小林清親を「浮世絵画家」と呼んでいいのかは議論になるのかもだけど、「花模様」は浮世絵って言っちゃっていいような気もする。
あと、「誰が袖図屏風」の再現、衣装掛けの能装束が変わっていたのだけれど、今回の柄が個人的にかなり好き。
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「間道縞に桜蜘蛛巣模様縫箔」と「段に市松入子菱に朝顔蝶菊模様唐織」。実は今回飾ってあった衣装が白地3点で(前回は浅葱と緋色。白でもそれはそれで夏っぽくていいのだけど)、そのせいか渋い縫箔と派手な唐織が印象に残ったのかも。
第1章3節「装い:鎧兜と戦のいで立ち」は場面替が1点だけだったので、第2章1節「祝祭・宴:祝いの調度」。
4階の屏風が変わっていた。狩野晴川院養信「四季耕作図屏風」「波濤図屏風」。元々は屏風の表と裏だったのを別にしているとか。これが結構好み。「四季耕作図屏風」は色鮮やかなやまと絵、「波濤図屏風」は墨で余白がとても生きてて。
第2章2節「祝祭・宴:宴の屏風と酒のうつわ」。
ここは個人的に好みのものが多いのだけれど、後期は「菊水蒔絵徳利」「鉄桜柴垣文銚子」「織部葦沢瀉文徳利」辺りが特に好み。
第3章1節「異国趣味:南蛮屏風と初期洋風画」は屏風が変わっていたぐらいだったので、第3章2節「異国趣味:異国趣味の意匠(デザイン)」。
前回、「縞螺鈿蒔絵茶箱」が綺麗だったんだけど、この縞模様が異国意匠で、今回は「縞蒔絵徳利」「縞螺鈿蒔絵六角食籠」「縞雄日芝蝶螺鈿蒔絵重箱」と。これは本当に綺麗。というわけで、写真は「縞蒔絵徳利」。
「円文貝貼櫃」「草花鳥獣螺鈿蒔絵鮫皮貼櫃」みたいな、西洋風箱も綺麗で面白く。
眼福でありました。
その後は遅いお昼を、サントリー美術館が入っている東京ミッドタウンで戴いて(サントリー美術館のチケットで割引が効くお店もあるよ)、その後FUJIFILM SQUAREをちょっと覗いて、この日は終了。
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カワセミよりも托卵の一連の写真がなかなか…ううむ…な感じで。