時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

内藤コレクション展Ⅲ「写本彩飾の精華 天に捧ぐ歌、神の理」@国立西洋美術館

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このシリーズが続いているが、どうやら三部作だったそうで、これがラスト。

今回のメインは聖歌集と法令集…聖歌集の方がよりメインのような。
前2回とはかなり違う、こういう感じ。

聖歌の譜面(写真は「ミサ聖歌集零葉:装飾イニシャルG、C、D」。)で、楽譜読める方はお気づきかもしれないが、これだけだと現代では歌えないのでは?と。長短を表す記号が存在しない。音符についてる棒とか髭とか点とかああいう概念がない。当時は曲を知識で共有していたから歌えたという推測らしいのだけど。曲を耳コピで共有してたのだろうか…。それはそれで面白いなあ。
物によっては音符が同じ位置に上下に置いてあって、これは重唱なのかな、と思ったりもした。

で、聖歌集も物によっては前回の枠外装飾がっつりなものも発生(「聖歌集零葉:イニシアルRの内部に「羊飼いへのお告げ」)。

既に聖歌よりも枠外装飾の方がメインなのでは…。ちなみにこちらの装飾は、西洋の装飾だとポピュラーらしいアカンサスと孔雀モチーフ。

孔雀アップで撮影するほどの沼に陥っているのでスルーしてください(何)

最後はネタっぽい話になってしまったけれど、この企画は本当に個人的に楽しかった。常設展の範囲で観られるのも有難い話で。写真撮影もOKで。ありがとうございました。また何かの折に実施頂けると嬉しいなあ…。
あ、ええと、特別展も一緒に行こうと思ってたんだけど、前日見たら既に予定枚数終了で…。(予想通りだけど)盛況で何よりではあるけれど。

帰りに美術館の売店に寄ったら、今回の内藤コレクション展のグッズもいくつかあった。
ポストカードだけ購入したのだけれど、モチーフのブローチが結構可愛くて、ちょっと購入迷ったりもした。孔雀モチーフで作ってたら買ってたかもしれない。危ない(最後まで引きずるの?そのネタ)

続く。