時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

所蔵作品展 パッション20@東京国立近代美術館工芸館

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後期展示を観に。そしてお別れを言いに。

6室。パッション2としてガイドにも載っている着物、志村ふくみ「紬織着物 水瑠璃」。
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いやあ…綺麗だ…。縞が光の輝きに見える…。
他には稲垣稔次郎の紙本型絵染額面が入れ替わり。前期も良かったけど、「本願寺の噴水」が素敵。

4室。
広川松五郎は前期に「臈染文武紋壁掛」が出ていたけれど、後期は「風呂先二曲屏風」。これもデザインがとても好み。その前に飾られている、五味文郎「帰り路」という素朴そうな民藝っぽい人形が。これも可愛いなあ。
一方、前期に「一越縮緬地花鳥文訪問着」がとても素敵だった木村雨山、後期は「縮緬地友禅訪問着 路地の石敷き」。前期は非常に華やかな着物だったんだが、後期は一転して地味な色、でもデザインが可愛くて面白い。「路地の石敷き」という銘は成程!と思う模様がデザインされている。その横の豊田勝秋「鋳銅花生 B」はとてもシンプルだけど、個人的に好きなデザインの花活け。
芹沢銈介は「沖縄三人女」が型染作品で出ていた。なんとも素朴で素敵。芹沢銈介の型絵染着物も出ていたけれど、後期は鎌倉芳太郎「紅型竹文麻地夏長着」の方がいいな。

3室。
ここは1点だけ、2/18以降展示の荒川豊蔵「黄瀬戸竹花入」。ああ、渋くて恰好いい…。

2室。
パッション14としてガイドにも載っている森口華弘縮緬地友禅笹文着物 残雪」。残雪が光を柔らかく反射しているような、素敵な着物。
中だい*1瑞真「輪花盛器」もシンプルで良かったんだけど、隣の作品が撮影NGで写真が撮れなかった…。

後期展示で変更になっているのはこれぐらいではあったけれど、前期で好きだった作品をもう一度眺めたり、1室に追加されていた十三代三輪休雪の作品工程の映像を見ていたり。

さらば、と別れを言うには、なかなか名残惜しい展覧会ではあった。

ちなみに、実は今回の展示、展覧会のイベントページに載っているのだが、SNSに載せてタグを設定した画面を見せると、「パッション・バッグ」という小型トートバックを頂くことができる。
というわけで前回載せたInstagramの写真を使用して、1つゲット。
先着2020名、とのことだったけど、本日までまだ残っていたなあ…。

続く。

*1:臺の変字みたいな漢字