時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

徳川美術館展 尾張徳川家の至宝@サントリー美術館

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サントリー美術館山種美術館の年間パスポートで割引がきく(2024/07/28時点)という話もあるのだが。
徳川美術館、なかなか伺えないのでこの機会に、というのはあった。
写真NG。4期で入替有。

4階から。
「1 尚武 もののふの備え」。
武具。
書き手は刀に萌えがない(というかよくわからない)タイプなので、あまり入れ込まないのだが。

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「唐銅飛龍形百目大筒」はきゅんときた。なんでこんな形にしたのか。
何故か「松明」も展示されていて、そこはそそられたりした。


「2 清雅-茶・能・香」。
まずは茶。
油滴天目「星建盞」は本当に綺麗。
www.tokugawa-art-museum.jp
でもって、「織部筒茶碗 名「冬枯」」。
www.tokugawa-art-museum.jp
織部はなんというか、現代でもぎりぎり受け入れられるかという格好いい&ヘンテコデザインで。500年前ぐらいによくこれが受け入れられたもんだなあ…と。
個人的には「古芦屋八景釜」は好き。釜好き。

次が能。能面とか衣装とか。
能面は「少尉 朱漆花押」が素敵。
衣装だと「浅葱地蜀江文翁狩衣」はなかなかだったけれど、それより狂言用の「腰替梅花文肩衣」の方がビビッドで良かったかも。

で、次に3階。
実は2のセクションが終わらないうちに「3.求美」がくる。
「白綸子地鼓に藤・牡丹文打掛」とか、貝合とか、楽器とか、料紙の格好い「短冊色紙貼交帖「言葉の林」」とか、百人一首とか。
目の保養セクション。

で、また2のセクションに戻って、香。
蘭奢待(の、切り取ったもの)が出ているけれど、個人的にはそれよりは十種香箱かなあ。香道で使用する道具の美しいこと…。

最後の方には国宝「源氏物語絵巻」と、国宝「初音の調度」が。
源氏物語絵巻」は4期で違う巻が出るので、好きな人は全部拝見するんだろうなあ、と。やまと絵自体は美しい…(ただ、古いものなのでどうしても質はまあ…)


全体的に豪華で、そういう意味では目の保養展覧会だったかも。