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ポスターも大変涼しげで良いのではないかと。
山種美術館所蔵の東山魁夷中心の展覧会。
丁度良い機会なので、年間パスポートも購入しつつ。
写真は1点のみOK(スマホorケータイ撮影のみ)。前後期制ではあるけど、入替作品点数は少なめ。
とはいえ、山種美術館所蔵の東山魁夷の作品、殆ど全部拝見したことはあるので、今回は拝見「し直す」という形か。
いやあ、素敵な絵画は何度拝見しても素敵ですから。
「緑潤う」が唯一写真撮影OKな作品に。
今回の展覧会のポスターになっている「満ち来る潮」は、それに伴うスケッチや小下図も出ていて、丁寧に。
こちら、大きな作品なので第1展示室の大きい空間にどんとあるのだが、実はその左横には川端龍子「鳴門」。で、右側には加藤栄三「流離の灯」と山田申吾「宙」という、夜空と…夕暮れに近い空があり、全体的に青でまとめられていた。
こちらが視覚的にとても涼しげで、体感温度もすうっと下がる感じ。
東山魁夷の作品は「第1章 東山魁夷と日本の四季」として扱われていて、それ以外の作家は「第2章 日本の夏」という分類。
奥村土牛の作品はいい感じのが多かったかも。
奥村土牛《朝市の女》(山種美術館)。旅先の能登で、土牛が朝市で見かけた若い売り子の姿。この作品のために土牛は現地で白木綿と絣の衣装や笠を購入して持ち帰り、自宅で三男の妻に着せて写生を繰り返したそうですよ。(山崎) pic.twitter.com/FqRGD7qKMM
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2016年5月15日
こちらが今回も出ていたが、モデルにはいい迷惑だな…と思ったりした(え)
並木秀俊「華火」は截金を絵画に埋め込んでいて、とても美しい…。
森村宜永「夕顔」もやまと絵でとても素敵。
今日は中秋の名月。『源氏物語』で中秋の名月といえば、「夕顔」の段が思い出されます。森村宜永《夕顔》(山種美術館)は、やまと絵独特の人形のような顔立ちが実に愛らしい少女が描かれた作品。各所に散らされた金銀箔にもご注目。(山崎) pic.twitter.com/DC9TaCMcX8
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2017年10月4日
上村松園もかなり出ていたし。
第2展示室は第2章の作品でまとめていたけれど、安井曽太郎「パラソルの女」が結構好きだったり。
強い日差しが気になる季節になってきましたね。外出する際に日傘をさす方も多いのでは?洋画家・ #安井曽太郎 が水彩で描いた《パラソルの女》(#山種美術館)。画家は顔より手を描く方が難しいと語っています。パラソルを持つ手にもぜひご注目くださいね!(山崎)。#自宅でミュージアム #エア美術館 pic.twitter.com/84klnBBXVN
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2020年7月2日
あと、奥村土牛「枇杷と少女」は枇杷が本当に綺麗。
奥村土牛《枇杷と少女》(山種美術館)。土牛らしい繊細な色彩で描かれた枇杷の木。ぜひ現物で感じていただきたいやさしい色です。画面左端に控えめに描かれた少女も所在なさげにたたずむ姿が微笑ましいですね。(山崎) pic.twitter.com/Cvcvyf9z33
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2014年1月24日
目の保養も涼もとれる素敵な展覧会。
ちなみに東山魁夷ということで、会期初めの方に行っておいて結構な混雑だった。後の方になればなるほど混雑は増えていった様子。
ビッグネームは早めに行っておきましょう…。
Cafe「椿」で和菓子も頂く。
いっつくーる、とか言いたくなる黒系セット pic.twitter.com/uKWFHHYKoV
— daily tsubamegaeshi (@morina0321) 2024年7月28日
東山魁夷「満ち来る塩」モティーフの「あげ潮」。
暑くてアイスコーヒーにした、というのもあるのだけど、つぶあんの黒とアイスコーヒーの黒、和菓子を飾る青と白がとてもビビッドで、本当にIt's cool!となる一品だと思う。
続く。