時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

東京国立博物館

というわけでいつもの総合文化展(常設展)ぶらぶら。

  • 本館特別1室(2階)「平安時代の書の美―春敬の眼―」。飯島春敬という書家の書のコレクション。文字はわからないけど紙の綺麗さは気になるので、「古今和歌集断簡(本阿弥切)」とか「斎宮女御集断簡(小島切)」とか。…本阿弥光悦の流れ組んでるなあ、この2つ。やっぱりそっち系なのか、書き手の好み。
  • 本館3室、仏教の美術。下の13室の工事の関係で展示縮小中。が、紺地の経がたくさん。「法華経(久能寺経)無量義経徳行品」の紙も豪華だなあ。上下に切金入りまくり。
  • 本館7室、屏風と襖絵。まだ円山応挙の影響が入ってない頃の呉春「山水図屏風」。結構好きだなあ。
  • 本館8室、書画の展開。池大雅「寿星・此君・隠逸図」の此君=竹の絵が好きとか、池玉瀾「蘭図扇面」とか(実は奥様の絵の方が好みなんじゃないかと)、田能村竹田「青山白雲図巻」とか、貫名菘翁「墨竹画譜」にいくつかいい竹の絵があるなあとか。
  • 本館10室、浮世絵。鈴木春信が多くてほくほく。
  • 本館11室、彫刻(仏像)。「阿弥陀如来立像 (善光寺式三尊像中尊)」がなんとなく気になったりした。あと、「四天王立像」のポーズが恰好いい(え)