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会期終了近くになったのは、周囲の展覧会とのスケジュールの兼ね合いで、ずっと伺いたいとは思っていた。
今回はちょっと企画展示を大きめにとっていて(創立140周年だからかね)、いつもの企画展示室と、校史ゾーンも企画展の展示をしていた。
企画展示室が寄木細工、校史ゾーンは「有栖川宮家・高松宮家の名品」。
最初に企画展示室の方に。寄木細工コレクション。
ええっとですな。
9月20日に放送された「開運!なんでも鑑定団」に登場した #寄木細工 の「飾り棚」。
— 國學院大學博物館 (@Kokugakuin_Muse) 2022年9月22日
現在、当館の企画展「近代工芸の精華」で展示中です!11月6日まで。
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「開運!なんでも鑑定団」https://t.co/A58aZWSWOe#なんでも鑑定団 #古民具 pic.twitter.com/I7jVEADcLp
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事前にこちらの番組を拝見していた、というか毎週家の者が見ているのだけど、私もたまたまその場面をしっかり拝見していた。
いや、だって出ていた鑑定品が凄かったんだもの。サイズ的にも博物館展示サイズだったし。
で、「今度、大学の方に展示するんですよ」と出品者の方がお話をしていて、よくよく聞いたら今回の展覧会か!となったんだが。
そもそも、この出品者の金子皓彦氏が國學院大の客員教授で、今回の寄木細工コレクションは全部、金子皓彦氏のコレクションなんだが…いや…あの…しれっとあの番組出るような方及び展示物じゃないでしょこれ…。
この手の大型で手の込んだ寄木細工の品が、いくつも並んでるんだよ…?意味が分からないよ…。
テレビに出たのは宣伝かもしれないけれど、この展覧会、無料なんだよね…。勿論、見てもらいたいという宣伝はありだと思うけど、お金とっていいレベルじゃないの…?
「駿河の極」とされた駿河漆器の寄木細工も、「箱根の技」とされた箱根の寄木細工も、江戸時代後期から明治時代にかけて、どんな技量なの?としかならない。
あ、小型の箪笥や文箱もあるよ。
で、こちら、撮影OK。やっぱり意味が分からない。
あ、あと、序章的な意味合いで、西アジアの石のモザイクとか、シリア・エジプト・スペインの現代の寄木細工が出ている。
これが個人的には非常にツボ。日本の寄木細工とはまた別の格好良さ。
一方、校史ゾーン「有栖川宮家・高松宮家の名品」。
こちらは美しい蒔絵の品々と、金工の諸々。
金工は勲章もあれば、ボンボニエールも。これはこれでとても眩しい…。
あ、こちらも写真OK(校史ゾーンは常設でも写真OKな展示が多い)。
流石に企画展が凄かったのもあって、考古ゾーンと神道ゾーンはふらっとするだけだったけれど(あ、神道ゾーンは祭りの展示が閲覧できるようになってた(流行病で中止になってたの))。
神道ゾーンで特集展示「宮地直一と熊野信仰研究」があった。
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文献が多いのでなかなか難しい展示ではあったけれど、この方、天神人形を集めておられて、そちらも展示されていた。
morina0321-2.hatenablog.com
菅公歴史館で拝見したばかり。タイムリーだなあ。
工芸好きな方には、是非お勧めしたい展覧会であった。
続く。