morina0321-2.hatenablog.com
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山種美術館で上村松園、3度目という。どれだけ伺っているのかと。いいの、美しいものは何度拝見しても美しいから。
今回は松園の息子の松篁にもスポットを当てて。…となると、美人画に絞った展覧会にはならないのよね。松篁は花鳥画メインだし。
松伯美術館に伺ったことを思い出しつつ。
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第1室。
「第1章 上村松園と美人画」。
基本的には以前拝見した作品と同じ。最初に拝見した展覧会が全部同じかな。相変わらず美人画も装幀も美しい…。
あ、そうそう、今回「娘」が撮影OKだった。装幀から絵の細部まで細かく写真を撮ったりしていた。
他もラインアップは同じかなあ。好みの画も変わらず。
「第2章 上村松篁と花鳥画」。
後半はがらりと変わって花鳥画。ただ、今回、割と幻想的な花鳥画が多めな気がする。
何度も拝見しているのは、山口蓬春「錦秋」や山口華揚「木精」。
初めてなのは、凄くゆるい奥村土牛「戌」。
猫も愛らしいですが、犬派の方は、ゆるキャラのようにほのぼのしたかわいさがたまらない奥村土牛《戌》(山種美術館)にご注目!実は干支の戌年をテーマに描かれていて、画面も縁起のよい扇型をしています。(山崎) pic.twitter.com/h2N9I3iJJ9
— 山種美術館 松園・松篁展開催中 (@yamatanemuseum) 2016年4月19日
杉山寧「榕」のオレンジの鳥はなんだろう…。榕=アコウかガジュマルなので、暑い地方の鳥なのかな。かわいい。
松尾敏夫「凍林」は表現が彫刻のような質感があって面白いし、高山辰雄「春を聴く」は全然春っぽくない、高山辰雄らしい金属的な画面で、これが格好いい。
肝心の松篁の話をしていないのだが、松篁は第1室よりも第2室にある絵が気になった。
「白孔雀」は暗い第2室に置いているのも相俟って、静かな迫力。
個人的に一番好きなのが「竹雪」。笹の上に積もった雪の具合が好きで。
さて、いつものお楽しみ・cafe「椿」の和菓子タイム。
今回は上村松園「春風」モティーフの「春のかぜ」。図柄が細かい…。
で、オレンジなのは杏入り練切りということもあるみたい。杏風味が効いて美味しい…。
ところで。
www.yamatane-museum.jp
次回来なさいと言われた気がしました(ちょろい)。
続く。