時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

MUCHA(ミュシャ) グラフィック・バラエティ@うらわ美術館

実は浦和という土地は、書き手に縁のある土地で。うらわ美術館の通りに須原屋という大型本屋(県内では老舗書店)があるのだが、その通りも須原屋自体も思い出の土地で、感傷に耽ったりもした。


本題。

初来訪となるうらわ美術館ミュシャの展覧会ということでこんにちはしてみた。

会場はそこまで広くない…のだけど、とにかく盛り沢山。
第1章「くらしを彩る装飾パネル」第2章「パリ時代の魅力的な商業ポスター」が初期の大型ポスター。
第3章「挿絵の魅力」ではミュシャの挿絵の仕事。
第4章「装飾資料集 装飾人物集」で「装飾資料集」「装飾人物集」(それぞれ書籍名)の絵。
第5章「ミュシャアメリカ」はアメリカに渡った時の仕事。
第6章「わが祖国チェコ」は晩年のチェコでの仕事。
第7章「くらしの那賀で愛あれるミュシャ」は絵としての仕事以外のミュシャ(香水、菓子パッケージ、紙幣、有価証券等…)
このような構成。
展開としては下記展覧会に近いのかも。
morina0321-2.hatenablog.com
ただ、第3章・第4章はとにかく展示点数が多い。
他で有名どころは確保できるし、ミュシャ好きにはいい展覧会だと思う。第3章・第4章辺りはサイズが大きくないので、大きな美術館ではやりづらい展覧会だし。

日程的にも「GWとはいえカレンダーが平日なので、休まない会社も多いであろう」という日を狙ったので、そこまで混雑せずもせず。実は翌日(5/1)がさいたま市民の日で、その日が無料になるということで、前日なら人数少ないだろうという考えもあった。
堪能。
リストが公開されていないのでこのぐらいで。

なお。


「どれか1つだけ撮影していいよ」と、撮影者のセンスを問う(あ)企画が立っていた。
書き手が撮影したのはこちら。

こちらは第2章にあった、ビスケット「フラルド」の宣伝ポスター。珍しいよね。ミュシャで男女ペアの絵って。女性も美しいし。
これと第3章にあった舞台用の「イザナギイザナミの衣装」イラストと悩んだ…。こちらも、ミュシャが日本的な衣装をデザインするのは珍しいと思うので、拝見したい方はどうぞ。格好いいよ。


さて。
展覧会の会場のうらわ美術館、実はホテル「ロイヤルパインズホテル浦和」の中にある。ホテルの中にあるということは、ホテル内のレストランでフェアが組みやすい。
というわけで。

こちら、サラ・ベルナールのために伝説のシェフ「オーギュスト・エスコフィエ」が作った幻のスイーツ「フレーズ・サラ・ベルナール」とのことで。
正直、上の飴細工をどう食べるかは苦労するのだが(結局噛り付いた)、隠れて見えないパイナップル・シャーベットが酸味もあって美味しかった。美しいけど食べづらさがサラ・ベルナール、なのかもしれないけれど。
コーヒーカップにも気を遣うお店は個人的にも好き。可愛かった。