時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

埼玉県立歴史と民俗の博物館

www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

元々別趣味の行きつけの場所の近くにあるのは存じ上げていた。ようやくこんにちは。
正門の広い入り口からふと横を見ると、弥生式住居があってちょっとびっくりしつつ。

今回は常設展のみ。1室・2室(縄文~古墳時代)と、6室(板碑)と10室(民俗)は写真OK。
1室・2室は考古学の分類かもだけど、結構豊富に史料が出ていたような。
3室とか5室(奈良~戦国)はまあ…どうしても刀とか鎧展示になるよね。埼玉は奈良時代とか平安時代の中枢から少し離れているから、あまり雅的なものは出てこないだろうし…。
4室が今回ミニ特集で、美術展示「観仏三昧」。あまり仏像詳しくないけど、円空仏あった。可愛い。
6室は丁度1階と地階の階段横、吹き抜けになっているスペース。板碑がずらずらずら。結構な大きさに梵字彫ってあるから、変な迫力が。
7室・8室は江戸。7室は城関連なので個人的にはいまいちだけど、8室は街道と旅の話。旅装束の解説面白いなあとか、渓斎英泉「木曽海道六十九次」(歌川広重との合作だけど、埼玉の宿場の絵は英泉)とか。あとタイトル忘れたけど、歌川広重が関わってる浮世絵が他にもあって、個人的にはとても気になる。
9室は、恐らく夏休み期間で半分ぐらいは戦争関連だったり、一部が渋沢栄一史料だったり。戦争関連はどうしても興味から外れ気味ではある…。
10室。民俗なんだが、異様なぐらい多いのは「魚を捕る」ための道具とかその魚とか。海なし県だけれど、川からの利と、あとは見沼を含む沼、なんだろうなあ。意外と主要な稲作とか畑作の資料は少ないような。副産物の藍染とかのが資料あった気がする。あと、風習とか祭事の資料も少な目かなあ。生活しやすい土地だったからかもね…。まあ、松本市立博物館がそっちが多かったからなあ。
morina0321-2.hatenablog.com

帰りは正門ではなく南口から出たのだが、そちら側にあるのは「昭和の原っぱ」。

土管のある広場は某国民的マンガでしか存じ上げないけれど、なかなかの存在感が。