時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

所蔵絵画展 花を描く・静物を描く ―日本画vs.洋画―@桑山美術館

愛知の美術館、最後。地下鉄鶴舞線名駅にて、桑山美術館。

こちらも実業家の桑山清一が開いた美術館だそうで。愛知の実業家は結構趣味人なのかな…。
入館料500円が、地下鉄一日乗車券で400円になった。地味に便利だなあ地下鉄一日乗車券…。

今回は展示内容が好みそうだってのでこんにちは。

一階展示室は日本画の花・静物画。
木村武山「寒牡丹」の、雪が被った合間から覗く牡丹の花とか、福田平八郎「牡丹」のとても派手な花の具合とかもいいのだけれど、一番おおおと思うのは、この展覧会のアイコンである川端龍子花王図」。川端龍子らしい大きな描き方、それでいて花弁の繊細な色。
他にも、堂本印象「花兎」の黒い兎の毛並みが綺麗とか、堂本印象「三茄子」と高山辰雄「茄子」のどちらの茄子もなんだが素敵だなあとか、竹内栖鳳「紅魚」…古川美術館で色違いを見たような…(あ)とか。
それよりびっくりしたのが奥田元宋静物」。ここで!?多分若い頃の作品で、柿の色はなかなか綺麗な。

二階展示室は洋画。あまり好みなものはなかったけれど、名前は結構なところが並んでいたような。

後は、屋上に上がれたのであがってみて、不思議な屋根の形を観たり。
庭園をふらっとしたり。
ゆっくり楽しんだよ。