時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

東京国立博物館

久々の、そして今持っているものでは最後のメンバーズパス入場ドヤァ(まあ、次に来るときには更新するとは思うが)。
朝イチで入場しようとしたら門の前で並んだので、緑青が素敵な門の看板を写真に。

で、先日たどり着けなかった東洋館を一番上から。

  • 10室の朝鮮展示、牛の土偶とか馬型容器とか愛でていた。
  • 9室の中国の漆工。あんまり中国の漆工って(朱漆とか黄漆とか派手で)好みじゃなかったんだが、「梔子描金螺鈿稜花盆」は結構好き。
  • 8室の中国の絵画が「清代都市文化の繁栄―揚州八怪と袁派」。花と山水画が多くて、結構個人的にはツボに。花だと王武「花卉図軸」、張秋穀(別名だったけどたぶんこちらであっているはず。日本に影響与えてるんだね)「石榴図・牡丹図軸」、山水画だとタイトルにもなってる揚州八怪(清時代の揚州の文人画家の一群)の一人、黄慎「人物山水図巻」。変わったところだと、揚州八怪の一人で竹と書の合わせ技の鄭燮「竹石図軸」「墨竹図屏風」。書はわからないけど竹の趣が素敵。
  • 3室の西アジア・エジプトの美術。気になったのは黒頂土器。エジプトの土器なんだけど、上の部分が黒でそこから下は茶色。どんぐりみたい(え)。不思議な色合いが良い。
  • 13室のインド細密画。「ズィーナト・マハル像」、ムガール帝国最後の皇帝・バハードゥル・シャー2世の皇帝の妃の細密画なんだけど、女性の胸から上の肖像画になってて、なかなか美人。ラストエンペラーの妃なので、夫と息子と一緒に帝国追放されてる方なんだね…。

というわけで満足したので、次へ。