時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

夏季展 大名美術入門―殿と姫の美のくらし―@永青文庫

永青文庫美術館
永青文庫は細川家伝来の美術品を保管している。ずっと行ってみたかった。が、ここは他の美術館と組み合わせて見に行くにはちょっと難しいのと、本当は肥後細川公園の散策と一緒に観たかった。が、どうも雨続きでね…。この日も雨。仕方なく、もう会期が終わってしまう展覧会のみに狙いを定めて、新宿から都営バスに乗って目白台三丁目で降りて、そこから5分ほど。
建物は元々細川侯爵家の事務室だったそうで、そういう設えも個人的には嫌いじゃない。
展示は4階が武具と絵、3階が嫁入り道具に香道具に茶道具、2階が能関連。個人的には3階が一番好みのスポットかな。「網代螺鈿貝蒔絵文台硯箱」は文台と硯箱の外装が全面螺鈿螺鈿の色が柔らかい感じでいい印象だけれど、こういう作を見るのは初めてかも。「扇散蒔絵香道具」のデザインは結構好き。「九曜紋蒔絵貝桶・合貝」の貝とか、「伊勢物語歌かるた」とか、「楓模様香包箱」の紙に包まれた香とか、すごくしっかりしてるので、保存に凄く力を入れてる感じがする。

永青文庫からは徒歩で都電荒川線東京さくらトラムってなんか呼びづらいよね)早稲田駅まで徒歩。で、これ、帰りはいいけど行きはしんどい、と思った。早稲田駅から永青文庫に行くには、長い階段をひたすら登らなきゃならない。永青文庫、高台にあったんだね…。
で、三ノ輪橋駅まで乗ったら喉が渇いていて、たまたまあった珈琲館に入ったら、都電パンケーキというのが売ってた。パンケーキに焼き印。うっかり食す。