時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

日本美術院創立 120 年記念 日本画の挑戦者たち ―大観・春草・古径・御舟―@山種美術館

[企画展] 日本美術院創立120年記念 日本画の挑戦者たち ―大観・春草・古径・御舟― 〔過去に開催された展覧会〕 - 山種美術館
雨の平日おはようございます。だったんだが…前回の展覧会があまりにツボだったせいか、今回ちょっと書き手の期待値が高すぎたかもしれない。
個人的なツボは以下。

  • 菱田春草「雨後」「森の夕」当時酷評されたらしい朦朧体。個人的には大好物。
  • 小林古径「松竹梅」。今回メイン扱いなんだけど、個人的に一番好きだったのが一番小品のこれだったという…。ポストカードになってたから買ったけども。
  • ところで、下村観山「不動明王」といい、小林古径清姫」の「清姫」「日高川」といい、空飛ぶ絵が多くない?(え)「不動明王」は空飛ぶところといい肉体美といい恰好良かったなあ。
  • 速水御舟は今回一番のメインかなー。写真撮影OKだったのは「昆虫二題」の「葉蔭魔手」「粧蛾舞戯」だったんだけど、まあ「粧蛾舞戯」を撮っちゃうよね、という(あ)ただ、今回は「炎舞」出さないんだよねー。いつか出してくれるんだろうけど。その代わり、今回は後期展示で「名樹散椿」が出る予定だけれど、このために来るかは少々悩み中。まあ、リピーター割あるし、和菓子に釣られて来るのもありだけども(え)ちなみに「名樹散椿」が出るのは、映画のタイアップもあるみたいで。で。前期はその代わり「山科秋」と「春昼」が出ているのだが、書き手、どっちもかなり好み。というか、今回出てる速水御舟、どれもこれもいいぞ。「写生帖1」の薔薇の写生が凄い綺麗なの。写生帖なのに。山種美術館がこの薔薇をグッズにして売ってるぐらいだから、たぶん書き手が良いと思ったのも間違ってない…たぶん…。「牡丹花(墨牡丹)」もいいよねー。先日物欲で購入した本にも載ってていいと思ったけれども。ポストカード買っちゃった。
  • あとは現代に近いのかな、岩橋英遠「暎」とか第二室にあった田渕俊夫「輪中の村」辺りが結構好みかな。風景画ばかりに。

さて、Cafe「椿」(あ、ミュージアムカフェの名前って「名樹散椿」からなんだよね)にて和菓子タイム。

今回は「まさり草」。速水御舟和蘭陀菊図」モチーフ。「和蘭陀菊図」もいい絵だよね。ポストカードにするとなんか違ったのでそちらは買わず、和菓子の方で。「まさり草」=菊なんだけど、割ると中が黄色!凝ってるなあ。美味しいし。なお、季節のお茶が栗緑茶で。…うーん(あ)