時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

京都旅行

遠征だけれど(遠征先は滋賀も含む)、普通に旅行っぽいあれこれ。

清水三年坂美術館

http://www.sannenzaka-museum.co.jp/www.sannenzaka-museum.co.jp
一度行きたかったので。
清水にあるので、そこまでのバスは満員(本数多いのはありがたいが)、周囲は結構な混雑。八坂通の方から行ったのだが、ここからの八坂の塔はやはりフォトジェニック。
美術館の中は人少ない。ちょっと冷房の効きが弱くて暑かったけれど。
1階の奥が常設展。展示自体は少な目&照明落とし気味なので全体的に暗い…(作品のいくつかにはスポットで光を当てているのだが)飾ってあるものは好みストレートなんだけどね。今回飾ってあった並河靖之作品は、多分、東京庭園美術館での展覧会で見ているもの。東京庭園美術館の展示は神がかってたんだなあ…(ロケーションと光の当て方が)。でもまあ、常時展示だものな。近所に欲しい美術館だ(通う気?)安藤緑山も常時展示にあるのは豪華だよなあ。ただ、常設だからか展示物一覧がないの…。よく入れ替えてるらしいのだが。美術館行くときは紙のメモ帳と鉛筆必須かなあ。そろそろ考えよう…。というか、どこかのミュージアムグッズに「展示メモを書き留めるグッズ」とか売ってないかね。そして単眼鏡欲しい病が再発しそう。
2階は企画展。今回は印籠・緒締・根付。テレ東「美の巨人たち」でやってた柴田是真「沢瀉蒔絵印籠」も展示している(美術館は「沢瀉に蝶図蒔絵印籠」と展示してた)。
morina0321-2.hatenablog.com
サイズ見てびっくり。印籠の中でも小ぶりで。…ここにテレビ番組で30分かかる解説の技法、全部ぶっこんでるんだよね…。柴田是真おかしい(誉め言葉)。柴田是真は根付も作ってて。「葛に蟷螂蒔絵」はこれ根付なの?と思うような形と大きさ。いいなあ。そしてここにもきらりと光る切金(切金は分かりやすいよね)。絶対これも技術が色々入ってるんだろうなあ…。
1階手前はミュージアムショップ(ここは入場料不要)。おっと思ったのが、ここ、トルコ&中央アジアの工芸品も売ってる。鞄もトライバルジュエリーも。こういうの見てるの好きで(自分が買って使おうというわけではない。お値段もそれなりにするし)。

京都酒蔵館

kyotosakagurakan.amebaownd.com
晩御飯、というか呑んだくれるために選んだ(あ)京都の日本酒を呑み比べしたい方はどうぞ。15種呑み比べ、全部合わせて2合ぐらいだそうなので(お店の人が親切に教えてくれた)後は御自分の肝臓耐久力と要相談な感じで。3種飲み比べは1合ちょっとって言ってた。なお書き手は15種+3種(だって秋の酒2つ入ったって言うんだもん、呑み比べたくなるよね←)で、ホテルで早々に休んで翌朝二日酔いもなく元気で(え)和らぎ水を一緒に出してくれるしね。食事も結構美味しかったよ。

鶴屋吉信 IRODORI

京都駅八条口のアスティ京都(JR東海が展開している売店群)にある和菓子屋…というか、鶴屋吉信の名前は別記事にも出ている。東京国立博物館の平成館に出店している和菓子屋。ちょっと前にアスティ京都に店出してた(そして京都駅にあった京都茶寮がその影響なのか?なくなってたり)。販売もするけれどイートインがあって、そこで季節ごとの和菓子を戴ける。人気のものは夕方に行くともうなかったりもするけれど、でも2日通って別の和菓子を戴いた。和菓子かわいい楽しい美味しい。
戴いたのはこちら。

あかね雁

初秋
お茶は香煎茶(あかね雁)と抹茶(初秋)。香煎茶は昆布茶ベースで青じそとか梅肉とか入ってる。要は結構しょっぱい。和菓子の甘さを引き立てる役割なんだろうな(抹茶もだけど)。

京ここ。

京都駅中央口1階のCubeのお土産屋には毎回行くのだが(「満月」で阿闍梨餅を購入するために。あまり日持ちしないけど1個単位で購入出来て美味しいので、自宅用に)会社用にお土産を探して、個数と運びやすさで購入したのが「京煎堂」の京ここ。というココナッツ味の煎餅。煎餅と銘打ってるけれど、煎餅とはとても思えない、ココナッツが優しく入っている感じのクッキー。甘さも控えめだし、個人的には好みの味で、いいもの見つけた感じ。

黄桜 京都麦酒

kizakura.co.jp
前も京都来た時に飲んだのに書き忘れてた。新幹線で帰る道中用に。黄桜は日本酒メーカーだけどクラフトビール作ってる。4月の時はペールエール。ペールなのでとても軽い。今回はゴールドエール。うん、こちらは重い。呑んだ後日本酒の香りが、って書いてあるけど、ごめんよくわからなかった…(あ)ちなみにこちら、京都駅新幹線八条口前の売店。ここで購入する駅弁もなかなか美味しくていいんだよね。

帰りの新幹線で購入した

一度は行ってみたい 京都「絶景庭園」 (光文社知恵の森文庫)

一度は行ってみたい 京都「絶景庭園」 (光文社知恵の森文庫)

前も購入を悩んだことがある。等持院のお庭載ってるし。
お庭きれいーと思いながら楽しく読んだのだが、1点。無鄰菴の紹介のところの、作庭家・小川治兵衛の記述。「無鄰菴の作庭の前は並河靖之という七宝家の邸宅の庭しか手掛けたことがない」その七宝家はただの七宝家じゃなーい!(あ)並河靖之の邸宅を手掛けたのは、実はお隣さんで親しかったから、だそうなのだが、後々Wikipediaとか見る限り、並河靖之の邸宅は元々作業のために琵琶湖疎水を引いていて、それを生かして水の流れる庭園を作成していて、そこから山縣有朋に無鄰菴の依頼されてるから、並河靖之当人、もしくは邸宅の庭の新しさを知って依頼したんじゃないのかなあ、と推測されるのだけれど(並河靖之、その頃かなりの売れっ子で高名だっただろうし)。
並河靖之邸宅は今は並河靖之七宝記念館(作庭の経緯は記念館のサイトに載ってる)になっていて、今回は時期的に休館中で行けなかったけれど、季節が当たれば必ず…!何年か前にその近く通って勧誘されたところのような気がするんだよな…(え)