時々、さんざめく

とるに足りないニワカ趣味話(旅行、美術、酒etc)

六本木開館10周年記念展 神の宝の玉手箱@サントリー美術館

www.suntory.co.jp
玉手箱って言うと開けちゃダメなアレっぽいけど手箱!蒔絵!(あ)というわけで目の栄養を。
基本的には綺麗だなー1つほしいー(え)と思うのだけど、手箱は基本は化粧箱なんだけど、後世になるとその化粧箱とか中の化粧道具を、茶道具に転じて使っちゃうのがなんか凄い。化粧箱の中のお歯黒の粉が入ってた箱(これも蒔絵)とかを茶道具に変えるとか、ちょっと気持ち悪いなあとか思ったとか(あ)でも確かに、お歯黒粉の箱とか白粉の箱とか、サイズが手頃だから、別の用途に使いたくなる気持ちも分かる…。
化粧箱を神宝に、とか、今回の目玉である修復された浮線綾螺鈿蒔絵手箱の「浮線綾文」から有職文様の展示にするところとか、面白いなあ、と。
手箱の模造(ちゃんと近代以降の職人さんが作ったいいもの)とかも、展示的には面白い。というか、模造の方がむしろ新しい分いいんじゃないかとか(おい)

終了後に美術館併設のカフェへ。加賀麩の不室屋プロデュースのお麩メインのカフェ。

白玉麩の冷汁粉を加賀棒茶と頂く。言われなきゃ麩だとは思えないよ白玉麩…。普通に白玉だよ…。

で、ショップをふらふら見るが、おしゃれ系なものがたーんと売ってて、衝動買いしそうになって「でもお前これ買ってどこに置くの?」ともう一人の自分の冷めた声で気持ちを取り戻す。いい値段だしね…。